親の学校!ぶにん先生のカウンセリングルーム

不登校(登校拒否)や母子登校などの解決を目指して! ここは「親が変われば子も変わる」をスローガンに掲げる親の学校です。 カウンセラーが綴るカウンセリング理論や最新の子育て論など情報満載。 2008年にブログを開設をし、発信し続けた情報は子育てで悩む多くの親御さんたちに元気をおすそわけし、支援を受けた多くの子どもたちが学校へと戻っていきました。   子どもの問題行動予防のための家族療法(家庭教育支援法)についても随時情報公開中!一般社団法人 家庭教育支援センター ペアレンツキャンプの家庭教育カウンセラーが行雲流水にお伝えします。

2012年02月

2012年02月27日

不登校の復学支援を学校側がどう受け入れるか

2月もあとわずか。3月は学校行事もたくさんありますので子どもたちには体調管理に気を付けながら日々精進して成長していって欲しいものですね


復学支援をする過程で私たちは学校の先生方と学校で綿密な打ち合わせをします。
お会いする先生は、担任の先生と学年主任、教頭と校長先生が主です。もちろん親御さんも同席頂いています。

ペアレンツキャンプのカウンセラーがお話しする内容は基本的には・・・

・家族療法の説明
・訪問カウンセリング法の説明
・不登校中の家庭内の子どもの様子
・復学スケジュールのご説明
・学校側にご配慮いただきたい内容の提示
・質疑応答


私が学校説明にお伺いする際には上記の内容を90分程度時間を取っていただいてお話をしています。当センターの問題解決支援コースを受講されて復学を果たされた親御さんであれば皆さん経験されている行事です。(五月雨登校のケースは学校説明をしないこともしばしばあります)

私たちの支援は全国からのご依頼に対応をしていますので、立場上、全国の都道府県市町村の小中学校に行く機会があります。

そこで感じるのは各地域や学校によって不登校の復学支援の受け入れに温度差があるということ。

私たちは子どもの学校へ行きたいという思いを最大限に尊重します。そして親御さんの「みんなと同じようなことができるように我が子には学校へ戻ってほしい」という願いを大切にします。
それゆえに、先生方にお願いはすることはあっても、学校側の対応を批判したり、自分たちのメンツにこだわったりすることはないです。あくまで「この子が復学できるために必要な配慮をお願いしに上がる」という立場です。学校説明の際には何度も何度も私は先生方に頭を下げます。それが子どもたちの復学への障壁を少なくするために必要であれば親御さんと一緒に何度も説明をし理解を求めます。

私たちは家庭の中で、不登校になりどんどん様子が変わっていく子どもの姿を見ています。超プライベートな空間である家庭の状況を見て組み立てができるのが家庭教育の支援の優位性ともいえます。そして変わっていく愛する我が子の姿を見て不安を毎日強く感じてしまう親御さんの思いも知っています。

学校を休ませながら「待ちましょう」というアドバイスに従ってただ時間だけが流れて子どもの状態がどんどん悪い方向に流れていく姿を見るのは本当に親としてはつらいことです。また子どもたちも「本当は行きたい。でも行けない」という深層的な悩みを抱えながら学校へ行かずに家でゲームばかりをしたり、引きこもったり、暴れたり、昼夜逆転したり、親を奴隷の様に使ったりするのは本当につらいことです。

不登校は「ただ学校に来なくなる(行けなくなる)」だけの問題ではありません。

それゆえに家庭内の対応を変えたり、訪問のカウンセラーが共感的に寄り添ったり、教育コーチングで子どもの行きたい気持ちを引き出したり、問題行動を制限できるような枠組みを作り、可能な限り短期的な復学を目指すわけです。私たちも子どもに寄り添ったカウンセリング、親御さんが背負いきれないプレッシャーを抱えてする教育コーチングを導入するにはそれ相応の覚悟がどうしても必要になります。

学校説明の際には当センターのカウンセラーが間に入って、そのような流れを説明したうえで、家庭と学校の協力体制を頼みます。学校へ行ってしまえば、学校の中では先生方の学校教育のプロの判断にお任せをして私たちは先生方に指示を出すことはありません。担任の先生に相談をされればどのように対応をするべきかはもちろん一緒に考えます。
または復学直後の時期のみ、特別な配慮を頼んだりはします(宿題の免除や体育の見学等)が、あくまで時限的な対応で、基本的には「普通の子と同じように」扱っていただくようにお話をします。

このような説明をしに行くわけですが、その際に多くの学校は・・・


「私たちとしても〇〇さんに1日でも早く戻ってほしい。そのためにできることがあるなら協力は惜しみません」

「不登校の専門の立場の先生のアドバイスを聞いて、私たちも勉強したい」



とおっしゃっていただけます。ありがたいお話です。

そのような受け入れ態勢の良い学校の先生方とお話をしていると、子どもの分析に対しても間違いはありませんし、親御さんの精神的なケアまでも考えてくださっている先生が多いです。一度学校を休んでしまった子がもう一度教室に入っていく難しさも痛感されていて、家庭訪問の回数や、私たちが組み立てる支援の枠組みに対しての子どものストレス度合いなども配慮いただけたりもします。
そしてその後の復学スケジュールの流れや継続登校の過程でも連携がとれて、家庭と学校がしっかりと情報共有して間接的に子どもたちの復学を支えることができやすくなります。私たちはそこを目指してお忙しい中、先生方にお時間を取ってもらってまでもお話をさせていただくのです。

しかし、中には上記のような受け入れ態勢がない学校もあり、親御さんと悲しい気持ちになって学校説明のあと校門をくぐって帰路につくことになるケースも残念ながらあります。

そのような学校説明では、私が名刺を渡しても受け取り方が常識的に考えて失礼な先生が居たり、約束の時間に何十分も遅れていながら一言も謝罪がなかったり、人の話を聞く姿勢として社会人としてありえないような姿勢だったりという先生の姿を残念ながら見ることもあります。
また、私たちの話を聞いて子どものために建設的な議論をするのではなく、学校主導ではないことのみに固執して反発したり、子どもの現状や気持ち、親御さんの思いを一切考慮せずに復学を勝手に推し進めようとしたり、逆に「もっと待ちましょう。そんな復学支援なんて受けずに焦らずに1年ほど家庭の中で愛情深く接して、外の世界を見せてあげてください」と学校説明の場で言って親御さんの思いや「〇日から登校する!」と言っている子どもの思いを踏みにじる先生も中にはいます。
待っているだけで、抽象的なアドバイスだけで、時間が経てば解決するようなケースであれば、もちろん私たちもそのような選択を考えますし、親御さんにも提示しています。それは必ずインテークカウンセリングの際に復学と復学以外の選択肢と中長期的に家庭内で見守ることなどを同じ土俵に上げて支援前に親御さんとご相談をしています。

私たちは家庭教育の専門家として、家庭内の子どもの状態と、親御さんと何十時間にもおよぶ電話カウンセリングの中での相談や、家庭ノートチェック法によって、親御さんの思いと子どもの思いを最大限に尊重をしています。それらの思いが学校側に無慈悲につぶされてしまう時、その時の親御さんのショックは計り知れないものがあります。
その学校側のおっしゃる「待ちましょう」や「保健室にだけでも通えるようにしましょう」という対応を散々してきたうえで、このままではダメだと判断して、私たちの支援を受けることを決断され、納得されたうえで復学に向けて動き出しているのに、学校側が親御さんの気持ちをこうも踏みにじる権利があるのだろうかと私は思ってしまいます。その対応法では解決するどころか状況がどんどん悪化してしまっているからこその選択なのに。

私たちは学校側と敵対しようというわけではありません。
学校側の協力がなければ復学することを実現する可能性が低くなるからです。そして多くの先生方が不登校の問題を解決していきたいと思ってくださってるのも知っています。逆に子どもの学校内での様子に関しては私たちや親以上に先生方はご存知ですので、その背景から導き出された読みや分析が大変貴重な情報になったり、支援の考え方の面で私自身勉強をさせていただいたりするようなこともあるのも事実です。

私たちの説明のスキルの問題であれば私たちも子どもたちや信頼して支援を受講されている親御さんのために精進をしていくつもりです。ただ、そのような問題(レベル)ではないところで受け入れていただけないこともあるのは残念です。
10年位前の不登校カウンセリングの教科書対応のような理屈を持ち出して、「私の知っている対応と違うから」というだけで受け入れてくれないような学校も驚くことにまだあります。この子がもし違う学校だったなら・・・なんて考えて復学支援をするのも私も辛いし、何よりも子どもがかわいそうです。


不登校の問題は「このように対応をすればいい」という答えはありません。

個々のケースによって対応を組み立てていきながら、子どもたちがより良い成長をできるためにどのような一手を打っていくべきかを親御さんと共に脳みそに汗をかいたり、時にはつらくて一緒に泣いてあげたりしながら考えることしか私たちにはできません。

まだまだ中には上記のような温度差が学校によってはありますが、学校側が柔軟に専門の立場の意見として耳を傾けてくださる姿勢を持ち、何よりも子どもの一番の責任者である親御さんの意志(選択)を尊重してくださるような学校教育のシステムができればなと感じる次第です。




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2012年02月22日

第7回 関東ペアレンツキャンプ親の会

今日は幾分、陽射しの中に暖かさを感じる朝でしたが、昼すぎて雨雲が空を漂い始めました。まだまだ寒い日が続きそうですね

電話カウンセリングの中でお伺いする話の中ででも、親御さんがダウンされていたり、子どもたちも登校の意志が高い中で体調不良のため欠席してしまっていたりという状況が目立ちます
インフルエンザもまだまだ猛威を振るっていますので皆さんご自愛されてくださいね。私自身も先週から風邪気味でしたので先日の月曜日に病院に行って注射を打ってきました。インフルエンザじゃなくてただの喉風邪だとのことで安心しました。インフルエンザになると人に会えないのでそうじゃなくてよかったです。


さて、今日は関東ペアレンツキャンプ親の会の春開催の日程のお知らせです。
(おっと。。。今日は2月22日ですね。今まさに記事を書いている最中に2時22分も過ぎました



第7回 関東ペアレンツキャンプ親の会

日時:2012年3月17日(土) 13:30〜17:00
場所:東京都中小企業会館 (JR有楽町・地下鉄銀座から徒歩10分) 
      ※前回の親の会と同じ場所
参加費:2000円



すでに過去に親の会に参加されて名簿に登録していただいた方には、親の会の事務局担当の方から直接メールでご連絡をさせていただいているかと思われます。
今回は会場の都合もあり、過去にペアレンツキャンプで支援を受けた親御さんと、現在支援中の親御さんのみとさせていただいております。家庭教育支援コースの方にも直接、担当のカウンセラーから連絡をさせていただいていると思いますので、出欠のお返事は3月2日までに親の会の事務局または、ペアレンツキャンプの事務局、またまたは、担当のカウンセラーにお伝え頂ければと思います。

現在支援中の皆様の交流場所として、今度は悩んでいる親御さんの力になりたい親御さんの場として、久しぶりに水野と会える機会()として・・・

また私が理事を務めさせていただいている家庭教育推進協会の親の会である「ぷらすエール」の親の会も3月に関西と関東で企画があるようです。今後もそのような家庭教育や不登校について親同士が気楽に話し合える情報共有の場が広まればと思います。


では当日、皆様の笑顔にお会いできることを楽しみにしています。





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2012年02月13日

サクラ、咲くように

こんにちは

お久しぶりです どんきーです

毎日寒い日が続きますね私も水野先生と同じように寒いのは苦手です。かといって暑いのが得意かというとそうではないです。汗っかきなので暑ければ暑いで汗をかきながらうなだれてしまいます(笑)
やっぱり私は春が一番好きですね。こんなに過ごしやすい季節は他にないと思います。寒くもないし汗もかかないし。早く春が来ないかなぁ
まだまだインフルエンザが猛威を振るっています。私が担当しているクライエント様のお子さんたちも何人かインフルエンザにかかってお休みしている子がいます。みなさん体調管理には気を付けていきましょう

さて、私の方はというと訪問カウンセリングに電話カウンセリング、家庭ノート添削、今月末にはコーチングと何かと忙しく過ごしております。
水野先生も先週末は関東の方へ出張行ったりとお忙しくされています。今は事務所で出張中にたまった家庭ノートの添削を電話カウンセリングしながらされております。私とは抱えている件数が違うのでノートの山も私とは比較になりません。ホントに頭が下がります


今日は訪問カウンセリングにおいての受験前の対応についてお話ししようと思います。

今まさに受験真っただ中のお子さんもいれば、もうすべて受け終えて結果を待っている子、もう合格通知をもらってホッとしている子もいると思います。
私の担当している子どもたちもみんななんとか苦労しながらも幸運にも助けられて合格を果たしてくれています。私が訪問カウンセリングをしている子の中で、私学を合格して第一志望の公立高校の結果を待っている子がいますが、私は合格していることを信じています。

さて、受験前の対応での物理的な対応は、塾を導入したり、勉強スケジュールを一緒に立てたりします。塾の導入の話は以前の記事に書きましたのでそちらをご参考にしてください。


ここでお話ししたいのは、不登校を経験した受験生に対する気持ちの面での対応です。

不登校を経験した子はなかなか学校の勉強についていけず、中間テストや期末テスト、模試などではなかなか結果を残すことは難しいのが実際です。
このようにテストの結果だけを見ていってしまうと彼らは自信を失くしていってしまいます。それでは勉強に対しての意欲を失ってしまいます。

そこで私たち訪問カウンセラーはこの結果だけを見るのではなく、それまでの過程を重視して子どもたちに対応します。そのテストまでに彼らがどう勉強していったのかをしっかりと聞くようにするのです。
これを聞いて彼らの勉強量が以前よりも増えていたり、勉強の質が良くなっていたりすれば、結果が伴っていなくとも彼らを認めてやるようにします。
こうすることで彼らは気持ちの面で報われた感覚(達成感)を持つようになり勉強に対して自信を持って取り組めるようになると私は考えています。もちろん結果も過程も伴っていなければ、さすがに認めてやると逆効果になるので激励する形にはなります。

この時に彼らに必ず伝えることは

「今、君の成績がこの位置ということは君の伸びしろはこんなにある。今成績を残している子が成績を伸ばすには君以上に頑張らないといけないんだ。それを考えると君はラッキーなんだ。今よりちょっとがんばるだけで成績があがるんだから」

と伝えています。これは彼らに気持ちの面で自信を持って勉強に取り組んでいけるようにこういう言葉がけをしています。

ただし、受験の追い込みの時期にはそうは言っていられません。(まさに今の時期)

この時期には志望校も決まっていて目標は一本になっているはずです。ですからここからは過程などを振り返らずに「今、出来ることはなにか」ということを彼らに話していきます。ここでも具体的な勉強の仕方を教えたり、スケジュールを組んだりと物理的なサポートを行います。しかし特に大事なことは受験に向かう気持ちだと私は思います。ですので私が彼らに必ず伝えることは

「後悔しないように精一杯やれ。落ちたとしても後悔がないように。努力したことは必ず無駄にならない」

ということを伝えます。
これは「自分はこれだけ精一杯やった」という自信を持って受験に臨んでほしいという気持ちともし落ちた時に次につながるように「反省はしても後悔はするな」ということを伝えています。

親御さんがする対応としては、まずは子どもを信じてやることが挙げられます。「この時期にこの子はなにしてんの?」と思う行動を子どもは時にとってしまいます。(追い込みの時期に遊びに行ったり)ですが、そこだけを切り取ってみるのではなく、そこまでの過程を見てやってください。案外、親が見えないところで一生懸命勉強してたりします。

子どもの方も受験勉強しなくちゃいけないことは頭でわかっています。(たぶん・・・)
その頭でわかっていることを実行させてやるためにどのようにサポートしていくかを考えることが重要だと私は思います。



それでは、また








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2012年02月02日

不登校の子どもの喜怒哀楽

私は夏が好きですのでこの冬の寒さは堪えます。でも顔が痛くなるほどの寒さを耐えてこそ春の陽だまりの暖かさに幸せを感じるのでしょう
今日は東方面では吹雪いている場所も多いかと思われます。インフルエンザも猛威を振るっていますのでお体だけは大切にしてくださいね


私のほうも相変わらず、全国各地でカウンセリングをしています。訪問カウンセラーの先生方も受験のフォローや復学支援で動き回っています。
今日は関東のほうで予定していたコーチングがキャンセルになったのでブログを更新しようかと思います。ふつう、予定していた仕事がキャンセルになると社会人的にはマイナスの印象があるかとは思われますが、私の予定が急にキャンセルになるということは子どもが自分の力で問題を乗り越えてくれたということの裏返しですので気持ちはとても晴れやかです



ということで今日は不登校の子どもの喜怒哀楽について少しだけ書きたいと思います


いつもお伝えしていることですが、「不登校の子の・・・」という表現には限界があります。というのも不登校のケースは子どもの性格面、抱えている問題、外的要因、年齢、親子関係によりケースバイケースだからです。その旨はご理解の上で参考にしていただければ幸いです。

不登校状態になると、多くの子どもたちが感情的になります。
その変化に驚かれる親御さんは少なくないでしょう。
喜怒哀楽のすべての要素が「突き抜けた表現」になりがちです。

つまり喜び方がいつもと違って、幼くて大げさになっていたり、ちょっとしたことで怒って物を投げたり親に暴力をふるったり、急に「俺はダメだ。ダメな人間なんだ」とマイナスに落ち込んでしまったり、ゲームをしているときにとても大きな声でキャッキャと言ったりなどがあげられます。
「ポテチを買ってきて〜」という一つの事例においても親が買ってこないと「なんで買ってこないんだ!死ねよ!もう一回行って来い!お前は約束を破ったんだからジュースも買ってこい!」などと反発が出ることもあります。
学校に問題なく行けているときはこんな子じゃなかったのに・・・と多くの親御さんが涙ながらにカウンセリングでお話しされます。お気持ちはよくわかります。


少なくとも学校に行けなくなった不登校初期状態の子どもたちは混乱しています。行かなくちゃいけないとはわかっているけどいけないという苦しみの中にいます。のほほんとして休んでいる子でも内面ではそうではないケースが多いです。
その混乱状態が感情のコントロールを難しくしているとも判断されます。おそらく心理系の相談機関であればお薬を出したり、その感情をそのまますべて親が受け止めてあげましょうというアドバイスをされることと思います。もちろんその判断もアドバイスも間違いではないのですが、私が感じるのは不登校期間が2、3か月くらいになってもそのような状態ならば、家庭教育支援の立場では違う判断が出てくるということです。


そのような事例をたくさん支援する中で感じるのは、子どもたちの感情表現法が過激になる背景には親をコントロールしようとする気持ちが強いことです。


子どものそのような変化を見たとき、少なくとも多くの親御さんは混乱されます。
場合によっては子どもの要望を受け入れながらその行き過ぎた感情を抑えようとされるでしょう。でも前回の記事でも書きましたが親も人間です。感情がありますよね。その結果、ブレた対応になり、同じ内容でも子どもの要求を飲むときと飲まない時が出てきてしまいます。

そういう対応を続けてしまうと、不登校の子どもたちは自分の家をテリトリーとして生活していますので、その生活を快適にするためにいろいろな我儘を出してきます。その我儘を通すためにはどうすればいいかを考えます。単にその過程で感情を爆発させる子もいるでしょうが、中には「こういう感情をぶつけたら親は私の要望をのんでくれる」「こういう悲しみ方をすれば親は心配してゲームを買ってきてくれる」「こうやれば親は喜ぶから喜ばしておいた上で交換条件を出そう」などと考える子もいます。
これは実際に不登校を乗り越えた子が不登校中にどういう思いで過ごしていたのかを聞いたときに私に涙ながらに答えた内容でもあります。

そうして、親をコントロールする術が磨かれていきます。喜怒哀楽が激しくなっている子ほど、そのような意識は高いと判断されるかもしれません。不登校の際に親が子供に生活をコントロールされてしまうと、PCMの中でも触れている子上位対応が平常となることで、学校社会と家庭生活とのギャップが高くなり、復学へのハードルが高くなってしまいます。

このような際に大切なことは前回の記事でも書いた親がブレないこと。


子どもがどのような感情表現を出してきても親がブレない対応をしていると子どもは落ち着いてきます。勿論、上記の理屈があるので対応を変えた最初のうちは、子は親をコントロールできないとさらに感情を爆発させて反発を出します。しかし、親が理不尽な要望などをそこでも飲まない(内容にもよりますが)対応をすると、徐々に感情の起伏が収まります。伝えるべきことだけを伝えて物理的な距離を取るのもいいでしょう。親のメンタル面で言えば、不安そうにするのは付け入る隙を与えてしまったり、親が不安そうにしているのを見てさらに子どものイライラを助長させてしまうこともありますので「毅然とした態度」がポイントとなります。

徐々にそのような対応にシフトしていけば、子どもも感情を爆発させるにはエネルギーがいりますので、親をコントロールするのは無理だと判断されれば感情の波は抑えられ、子上位も是正されていくかもしれません。
ケースによってはそのような対応の後で半日ほどたって子どものほうから「さっきはごめんね」と謝ってくることもあります。このような対応を積み重ねることで親子の関係性を作っていくことが不登校の家庭教育では大切だと感じています。勿論、予防的な家庭教育の観点からも外れてはいません。

不登校の子どもの喜怒哀楽に振り回されないこと。飲めるものと飲めないもののライン引きを明確にして親がブレないこと。私は行き渋りや不登校傾向の家庭内対応で大切だと感じています。

ひとつの考え方として参考にしていただければ幸いです







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