親の学校!ぶにん先生のカウンセリングルーム

不登校(登校拒否)や五月雨登校、母子登校などの解決を目指して! ここは「親が変われば子も変わる」をスローガンに掲げる親の学校です。 カウンセラーが綴るカウンセリング理論や最新の子育て論など情報満載。 ブログ開設8年(2008年開設)で発信し続けた情報は子育てで悩む多くの親御さんたちに元気をおすそわけしてきました。   子どもの問題行動予防のための家族療法(家庭教育支援法)についても随時情報公開中!一般社団法人 家庭教育支援センター ペアレンツキャンプの家庭教育カウンセラーが行雲流水にお伝えします。

2011年05月

2011年05月25日

家庭教育セミナーのご案内(大阪開催)

私が理事を務める家庭教育推進協会のセミナーが大阪で行われます。

家庭教育推進協会の会員組織「ぷらすエール」の関西の方にはすでに事務局から郵送にて告知がされていることと思われます。東京でも同様のセミナーを7月中旬に行う予定ですので、ぷらすエールの関東方面ご在住の方は楽しみにお待ちくださいね


今回も思春期の子育てについて、不登校自立支援センターF.H.Eの藤本琢先生がお話をされます。家庭教育を理論的に体系立てて学びたいという親御さん、ぜひご参加くださいね。



【第7回家庭教育セミナー】

   思春期の親のポジショニングとは
         〜思春期の問題行動への対応法〜

主催: 一般社団法人 家庭教育推進協会
講師: 藤本 琢 先生
日時: 2011年6月12日(日)
場所: たかつガーデン(大阪市天王寺区)

     ●セミナーの詳細は こちら をクリック

     ●ご参加希望の方は こちら をクリック




席の空き状況を確認しましたら、今現在でほど空いている状態です。駆け込みでご参加される方も多いようですので、「ぜひセミナーに参加したい!」という熱意あふれる親御さんはお早めにお問い合わせいただければと思います

私も当日、参加させていただく予定です






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2011年05月19日

移ろいゆく人生の中で

なんか急に暑くなってきましたねぇ。ついこの間まで寒い寒いと言っていたのが嘘のように朝から日差しに夏を感じる今日この頃です


今日は、久しぶりに京都の衆義の理事(現社長)にご挨拶に行って来ました。

本の出版のご報告にあがりたいと思っていたのですが、なかなか時間が作れずに1ヶ月半も経ってしまいました。まぁ、無理に時間を作ってお会いしに行ってしまうと「わしに会うために仕事に穴をあけちゃイカン。帰って仕事しなさい」と逆に怒られそうなので、先日電話をして今日2時間ほど会うことになりました

相変わらず豪気健在で、80過ぎとは思えないほどエネルギッシュです
衆義は残念がら解散しましたが、その他の部門を引き継いでいる会社はまだ健在ですので相変わらずパワフルにプレーイングマネージャーとして営業、会社経営、人材教育、すべてに携わっておられます。

いつも私と理事は特にテーマがあって話をするわけではないので、いつも話が予想だにしない展開になることが往々にあります。テーマがあっても極端な時は「ある子どもの学習指導について」聞いただけなのに最終的に宇宙工学の話になったこともあります


ちなみに今日の話の流れは・・・

「水野の本の出版について」
      
「本を書くということについて」
      
「悪意を持って近づいてくる人の優しさについて」
      
「理事が家庭教師をしていたころの生徒の話」
      
「成績を上げやすい子とは?という話」
      
「京都で有名な某企業の跡取り息子の話」
      
「大阪で有名な某企業の社史の話」
      
「非球面レンズの話」
      
「日本の教育の原点の話」
      
「私の性格面の話」
      
「経済特区と教育特区の話」
      
「日教組の話」
      
「マッカーサーの話」
      
「零戦が得意とした高度の話」
      
「教科書に墨塗りをした頃の話」
      
「現在の会社の経営状況の話」
      
「東日本大震災の影響の話」
      
「カウンセラーはクライエントに育てられるという話」
      
「社員教育についての話」
      
「自分におぼれない謙虚さの重要性の話」


ざっと書きあげてみましたが、やっぱり話がいろいろなところに飛んでますよね

とは言え、どれも興味深いお話で、経営の第一線でいろいろと体験されてきたことや80年間生きている中で自らが学んで体験したことなどをフィードバックしてくださるのは私のような若輩者にとってはとても貴重なことではあります。単なる昔話として流してしまえばそれまでの話なのでしょうが、理事の話はいつも「いま」にリンクした話が多いので常に私はお話を聞きながら「今の自分にとって大切なヒントが隠されているかもしれない」と思って耳を立てています。

私が衆義の家庭教育セクションの代表カウンセラーを任されている時も、ご指導ご鞭撻を頂くなかでいろいろなお話を伺いましたが、今のように、巣立った後に戻って来ても同じ場所に事務所があり、同じ人が居て、お話が聞けるのは嬉しい限りです。お話を聞いていると、衆義に勤めていた4年間が思い出されます。工業用ダイヤモンド研磨加工の工場での作業や、営業のカバン持ち、そしてゼロからスタートした家庭教育セクションの運営、学習教室の運営、地域交流セクションの企画など・・・今思えば大変貴重な体験をさせていただきました。

なんか、月日が流れても当時と同じような環境が残っていて、戻れる場所があるということはとても貴重だなぁと感じました

月日の流れを感じたと言えば、衆義で無料の学習教室をしていた時に私が付きっきりで勉強を教えていた中学3年生の子が、会社のデスクに座って電話番をしていたことですね。もう21歳だそうです・・・いやはや、時の流れとはかくも恐ろしいですねイッチョ前になってました




話は変わって・・・昔あった場所がそのままある喜びとは逆の経験もしました

これは先月のお話にはなりますが、中学生編を出版したのを期に私の母校(中学校)に10数年ぶりに訪れました。(たまたま実家に寄る用事もあったので
中学校という場所自体はお仕事がら復学支援のために出入りするので新鮮さもないですし、慣れたものなのですが、久しぶりの母校となると話は別です。

私の思い出の中の景色を頼って正門をくぐりました。


あれ?なんか違う・・・

というか全然違う


そうなんです。

校舎はひとつ残らずに新しいものになっていますし、校舎が建て替わっただけならともかくすべての建物の配置が違うんです。
桜の木がたくさんあった場所にはバスケットコートが。仲間と語り合った中庭には現代風の校舎が。図書館の場所は中庭に・・・
ボー然としながら校舎見取り図を眺めていると、若い先生に声をかけられました。(あきらかに不審者に見えたのかも

その若い先生に事情を話して学校見学をさせていただきました。
とはいえ、何一つ思い出の中の景色がないので、ひたすら私の「ここに学食があったんですよ〜」とか「私の頃は体育館は2階にあったんです」とか「ここにはバスケ部の部室があったんですが・・・」などの話にアクティブリスニングでお付き合いしていただいただけでしたが。。。(お忙しい中、先生ありがとうございました)

帰り道。
下校の中学生の集団に紛れて歩いていると、なんともいえない気分になりました
いくら大金を積んでも思い出の中にあるあの景色、あの場所には二度と帰ることはできないんだなと妙にセンチメンタルな気分になりました。グラウンドを渡る夏の風の匂い、校舎の窓ガラスに映るオレンジ色の夕陽、好きだった女の子の後ろ姿、仲間の笑顔。
たまに夢で中学時代の景色を見ることがあります。今回の母校訪問はそんな夢の景色に久しぶりに出会いたいという願望も多少はあったのでなおさらだったのかもしれません
下校途中の中学男子に「今を楽しめよ後輩よ」と心の中でエールを送っておきました。



皆さんも年齢を重ねるごとにだんだん、新しいものよりも「昔と変わらず、そこにあり続けるもの」のほうが大切に思えてきませんか?それが大人になっていくということなのかもしれませんね〜 


妙にノスタルジックな内容になりましたが私も支援を受けた皆さんが何年後かに「あ。私が昔に支援を受けたペアレンツキャンプはまだ活動をしているんだ。水野もまだ現場であの頃と同じようにがんばってるんだなぁ。久しぶりに手紙でも書いてみようかしら」と思っていただけるように長く活動していければと思います





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2011年05月16日

自分らしくを取り戻して

今日は、昨年の冬休み前に不登校を乗り越えた中学2年生の女の子のご家庭のお話をしようと思います。


支援開始は昨年8月末からでした。

中学2年生ということもあり、学校に戻ることが本当に彼女にとっていいのかを慎重に親御さんと相談しました。つまり、中学生の不登校(特に女子)の場合では「戻る環境」がイジメなどのあまりにひどい状況であった場合、彼女の心理的な負担や傷を考慮して短期的に学校から遠ざけてあげた方がいい場面も往々にしてあるからです。
すでにスクールカウンセラーさんとの面談などをしていたようですが、具体的なアドバイスをもらうことができずに、このままでは何も前進しないと考えられていたようです。いろいろな不登校関連の本も読まれましたが逆にどのように対応すればいいのかさらに混乱を深められたようでした。

親御さんの思いが

「この子はこのまま家にいるとどんどん自分自身を責めてしまって救われない。でも親だけではどのようにアプローチをしてもうまくいかない。きっとあの子も自分を理解してくれて具体的な助けをくれる人を待っていると思います。支援をお願いします」

というものでした。親御さんの切なるお悩みはとても共感のできるものでした。

親が変わることとはどのようなことなのか、彼女にとって必要な親のポジショニングと役割とはどのようなものなのかを模索し、復学に際してのアプローチ法を一緒に相談しながら組み立てていきました。
親御さんとしても混乱されていて、現在の状況が普通ではないことはわかっていてもいろいろと考えて焦ってたり、見守ったりを繰り返していたようです。家庭内対応に関しても書き上げてみると、なんだかよくわからなくなって、娘さんの悪いとことだけが目に付いてしまう状態でした。


不登校になりはじめたきっかけは転校でした。

新しい環境に適応できずに徐々に行き渋りが激しくなり、そのまま不登校へ。
1学期の中頃から欠席し、「2学期からは行くから」という言葉を信じて待っていたが夏休み後半になるにつれて学校への拒否反応が強く出てきている状況だったようです。


彼女の性格傾向としては・・・
’相応以上にしっかりしている(理屈っぽいところが目立つ)
⇒達関係で柔軟性がない(折れない、曲げない、譲らない、負けず嫌い)
自分の容姿を気にしすぎる(神経質)
ぜ信過剰(勉強面やその他の知識について)
セ廚辰燭海箸鬚垢阿妨に出す(その結果友達に嫌がられたら打たれ弱い)

母親の子育て傾向としては・・・
〕屈っぽい(子育ての場面で説明先行型)
∈戮い(子どものことが気になり先回りして対応している)
8靴靴い箸と甘いときの差が激しい
と方美人(その場その場で対応がぶれている)
セ廚辰燭海箸鬚修里泙淹劼匹發砲屬弔韻襦陛椶蠅多い)

ということが見えてきました。
そのような分析を進めていくと、お母さんの性格傾向と娘さんの性格傾向で重なる部分が多々あることに気が付きました。
そこを浮き彫りにして親がまず変わることで間接的な変化を促してみるということで家族療法がスタートしました。

お母さんは頭で理解しないと上手に対応ができないところが見受けられたので他の支援のケースに比べると私のアドバイスも理屈の裏付けをしっかりしてひとつずつ理解を深めながら家庭内対応を学んでいただきました。


不登校中の彼女の様子としては・・・
…起きない。夜更かしをする。
朝起きないから食事が不規則になる。
1日中テレビを見ている
い錣韻發覆イライラして階段や床をドスドス鳴らす。
ゥ團▲里MAX音量で鳴らす。
自己否定が強い。
Э討砲錣韻發覆激しく当たる。
不登校になってから急に甘えが激しくなった。
父親と話すと気持ちが激しく乱れる。
勉強は一切しない。

2か月ほど家族療法による対応と、分析を進めていきました。
ご主人が単身赴任のため週末しか帰宅できないため、母親中心の家族療法でした。分析をしていくと彼女のイライラの原因は母親の過干渉だということがわかり、何を持って過干渉とするかを決めていきました。そうすると子どもの方は学校へは行けない状態ではありますが突然乱れて荒れるようなことは少なくなりました。また親の気持ちを伝える手法を入れることで彼女の不登校中の行動に対して問題意識を持たせて、親子関係を作っていくことを進めました。


秋が深まるころ、家族療法だけでは、このケースは復学が難しいと判断しました。
その理由として、不登校の原因が彼女の「性格傾向」や「親子関係」であったとしても、転校による環境適応の挫折が大きくウエイトを占めていると考えられたからです。

10月末。ダイレクトアプローチによる教育コーチングと訪問カウンセリングを導入しました。

彼女はそこで私にこのように言いました。

「学校には行きたい・・・でも行けない。怖い」
「私はただ家族で仲良く暮らしたいだけなのに」
「なんでこうなったのかもよくわからない」

と泣き叫ぶように私に伝えました。中学2年生にしては大人びた容姿の子が震えながら気持ちを吐き出していました。私はその感情を受け取りながら「これは難しいな」と感じたのを今も覚えています。
親御さんにもその場には同席していただき、彼女の気持ちを整理すること、そして道筋を立ててどのようにすればいいかを具体的に提示しながら対応を進めました。

復学予定日を1か月後に設定をし、その1か月間を復学の準備期間と位置付けて、カウンセラーと二人三脚で
友人関係を整理していったり、勉強面の遅れを解消していったりしました。
また気持ちの部分で「逃げ癖」や「理屈っぽくて行動に移せない」要因が見受けられたので教育コーチングによる「ふんぎり」を付けさせる対応や「勇気づけ」のコーチングを導入しながら進めました。
親御さんも不安な1か月を過ごされていましたが、その間も私たちのこと、そして娘さんのことを信じて過干渉にならずに家族療法で学んだ彼女に合った適切な対応を継続しました。


いよいよ復学日。

朝は緊張してなかなか上手に話せない状態でしたが勇気を出して登校をしました。登校を渋り始めてから半年。お休みをしていた間のツケは大きいですが、その分、そこから大切なことを彼女は学びました。その学びを糧にして彼女は自分の戻るべき場所へと足を踏み出していきました。
実はこの親御さんは、過去にペアレンツキャンプで復学を果たした親御さんからのご紹介(詳しいことは伝えず私の本だけを貸してあげたみたいです。私も支援開始3ヶ月くらいしてから始めてご紹介を受けてのご依頼と知りました)でした。復学の朝にはその親御さんにも電話で連絡を取って喜びを分かち合いました。

最初の1か月ほどは疲労感を出していましたが、1日も休むことなく登校をし続けました。友達関係でかなり苦しんでいたところがありましたが、自分の性格の反省すべき点は反省し、自分らしさを表現しながら窮屈にならずに友達と付き合えるかなどをカウンセラーと話し合った成果が出ているように感じました。ネックだったクラブ活動に対しても復学3日目には参加して自分のポジションを作っていくことに成功したようでした。



現在、復学してから半年が経ちました。


発熱などの体調不良で2,3日は休みましたが毎日、愚痴を言いながら(お母さんが聴くスキルを高めたことで彼女が愚痴れる環境になったことが大きい変化)毎朝、いってきますと家を出ていきます

継続登校の過程では勉強面の問題や、習い事の問題、塾の問題、クラブでの人間関係の不和、先生との軋轢、様々なことがありましたが、親子で相談しながら具体的な方策を見出し、愚痴を言うことで発散しながら課題を乗り越えていきました。一度不登校を経験した子はどうしても嫌なことがあると逃げる選択をしがちにはなりますが、彼女の場合はそこも含めて乗り越えていきました。

親御さんに対して時に私も厳しくアドバイスをさせてはいただきましたが、よくついてきていただけました。「親が変わること」を実践していただき、最後まで私を信頼していただきありがとうございました。


そして・・・復学と半年間の継続登校おめでとうございます


今年はいよいよ受験の問題も出てきます。不登校を乗り越えた子は勉強面でのハンデがあるのは仕方がないところですが、一度、どん底から這い上がってきて未来をつかんだ経験はきっと受験に立ち向かうパワーになると思います。今後も一緒に娘さんを応援していきましょう




学年末になり、彼女はそのような体験を作文にしました。
親御さんの許可を得たうえで、掲載させていただきます。



                     【   自分らしく   】

四月。私は〇〇中学校の一員となった。

転校の経験は何度かあるが慣れるものではない。初めて会うたくさんの人の前で自己紹介をする時の気持ちは経験をしたことがない人にはわからないだろう。とても緊張していた私はなかなかみんなの輪に溶け込めなかった。

なぜなら、みんなには私の知らない月日がありすでにその輪が出来上がっていたから。私はその輪の中に入るために努力をしたがみんなに合わせようとすればするほど自分自身がよくわからなくなってきた。どうしていいか悩んでいた時にふと前の学校の友達のこんな言葉を思い出した。「向こうでもあなたらしくマイペースに頑張れ」その時、気持ちがすっと楽になった。無理に型にはまろうとしなくてもいいんだと思った。

どこに行ってもその環境に適した輪があり、型がある。でも無理に型にはまろうとしなくても良い。自分が自分らしくいられることが大切だと感じた。

これが私が1年間で学んだことだ。そのように思えるようになった前の学校の友達、今の学校の友達に感謝。








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2011年05月11日

説明と説得の違いとは

子育ての場面では子どもに「説明」したり「説得」したりする場面が少なからずありますよね。
そもそも説明と説得の違いとはなんなのでしょうか?皆さんわかりますか?

ちなみに国語辞典によると・・・


【説明】事柄がよくわかるように述べること

【説得】よく話して相手に納得させること


似ているようで非なる言葉。

説明と説得の違いを知っていると知っていないでは家庭教育の場において大きな差が出ると私は考えています。


家庭教育支援の場では、子どもが知らないことや子どもが初めてすることに対して求められたときにするのが「説明」。しつけの場で子どもに理解させて行動を変えるアプローチをする場合は「説得」が使われます。

多くのケースで、子どもから何も求められていないのに先読みをして説明をしていたり、説得が効果的な場面で説明をするお母さんやお父さんが目立ちます。


つまり・・・


「あんたはゲームばかりして、いつも制服は脱ぎっぱなしで。あまりにもぐうたらすぎるわよ。おやつは食べたら食べっぱなし、布団はひきっぱなし。お母さんが子どものころはもっとしっかりしていたものよ」


これは説教とも言えますが大きく分ければ説明のジャンルに分けられます。つまり理由づけを明確にして現状を相手によくわかるように認識させる試みとも言えます。

しかし、このような場面で説明をしても子どもはスルーしてしまうか(はいはい。あとでやるよ)反発(うるさいな。ほっといてくれ)となりがちです。


人間は感情の動物です。
話の内容が論理的に正しく、わかりやすいものであったとしてもそれだけでは子どもの行動を変えることは難しいです。一方的に親の立場でゴリ押しをして子どもを説き伏せるのではなく、相手が自ら動くように仕向けていくことができれば「しつけ上手」とも言えるのではないかと思います。

それを踏まえたうえで「説得」の重要性を考えてみましょう。

家庭教育の場でいう説得で大切なことは、相手の感情に配慮しつつ、論理だけではなく感情面が占めるウエイトを意識しながら子の気持ちに共感しつつ親の気持ちを伝えるということです。う〜ん。ちょっとわかりにくいかな。

よく私が家庭ノートチェックの中で「説教☓ ここはアイメッセージが〇」と指摘する場面は「説明じゃなくて説得の方が効果的」という意味になります。



上記の内容であれば・・・



「ゲームをやりたい気持ちはわかるけれど、制服がそのままだったらお母さんは掃除ができないから片付けてくれたら助かるんだけどな」

という伝え方になります。これが説得です。


かといって感情だけを一方的に伝えるやり方では子どもの行動を変えることができません。
感情だけに偏るのではなくあくまで論理と感情のバランスが重要です。

私のイメージでは社会的な場においての説明というのは「論理が100 感情が0」、説得というのは「論理が40 感情が60」のイメージです。

子育ての場面ではその説明の場において「論理が40↓ 怒りのみ感情60↑」になっている場合が往々にしてあります。つまりこれは説明の形をとりつつ怒りをぶつける「説教」となるわけです。これ一辺倒ではなかなか子どもとの良好な関係は築けないうえに子どもの行動に変化を促すのは難しいです。

子どもをしつけたり、行動を変えていくための説得法で大切なことは理屈と感情のバランスが保たれていて感情を優先的に伝えていく形が望まれるのではないかと感じられます。(例のごとく捕捉しますが個々のケース次第です)

私も家庭教育のアドバイスをするうえで親御さんに説明をする際のバランスとしては「論理100 感情0」を意識して(感情が入ると空回りしたり、内容がぶれたりする経験を過去にたくさんしてきたので・・・)います。こうやって欲しいと説得する場合には「論理40 感情(熱意?)60」などになる場合が多いですね〜
ちなみに問題解決支援コースで支援を受けられている方は私の「学校説明」の場をご存知かと思いますが、あの場面では最初の家族療法と訪問カウンセリング法の話を「説明パート」、後半の復学準備の配慮をお願いするところを「説得パート」と分けてしています。(上記バランスを意識しているつもりです


さて、話を戻しまして・・・
上記の会話例のように親の感情を伝える手法はアイメッセージの形をとることでうまく子どもに響き、結果的に反発がなく子どもが行動を変えることにつながりやすくなります。
しかし、感情を伝える手法で根本的に大切なことは日常的な関係で築かれていく「親子の信頼関係」です。
つまり「お母さんを困らせたくない」「お母さんを喜ばせたい」と感じている子であればより効果的に作用することでしょう。そのように思われるような良好な親子関係を築いておくことが最も重要だともいえるのです。

説明と説得。

この違いを意識してみてご自身の親子会話を振り返ってみると新しい発見があるかもしれませんよ。






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2011年05月04日

ホームページもいろいろと衣替え

ぶにんです。
今日はみどりの日ですが水曜日ですので事務所にて新規の方のご相談と担当差し上げている方の電話カウンセリングと家庭ノートのチェック中です。

ゴールデンウィークまっただ中、皆さんいかがお過ごしでしょうか


私の方は今年のGWは日程的に対応を検討しなくてはならない場面が想定されるためなかなか落ち着いてお休みが取れる場面がない状態です。2日と6日も学校が休みだったらよかったのになぁ


そのような背景がありますので、問題解決支援コースで不登校を乗り越えた支援中の親御さんに対しては2日と6日と9日の登校状況(親の対方法)がポイントとなるため、個々のケースに合わせてアドバイスを差し上げています。

子どもたちの世界では4月の環境適応の疲労があり、ゴールデンウィークによる急激な弛緩があっての2日と6日の登校。そしてGW明けの9日。
この3日間は一度不登校を経験した子どもたちにとって再び不登校傾向を覗かせるタイミングでもあります。
もちろん個々のケースによってその傾向は異なりますが、1年の中でもこのGW明けからの不登校やその再発率が高いため、復学を考えていきたいご家庭やお子さんにとっては予防的な対応が重要になるのではないかと思われます。
一緒に乗り越えていきましょう



さて、前回の記事でどんきー先生がBOOKシェアリングを企画してくれました

多くの方からご意見ご感想を頂きましてありがとうございます
次回作を出版する機会には活かしていきたいと思います。また、どの箇所が皆さんのご興味を引いたのかを知ることは家庭教育のカウンセラーとしましては知りたい点ではありました。
引き続き、ご意見ご感想を頂ければと思います。
シェアリングですので「コメントのコメント」を同じ人が何度もして頂いてもかまいません。ぜひこのページを有効活用いただければと思います。(不適切な発言はこちらの判断で削除いたします。ご了承ください)


それではGW明けの登校とその後の継続登校の安定のため一緒に頑張っていきましょう



あ、当センターのホームページのデザインが変更となりました
季節が変わり、そろそろ冬物を片づけ始めている頃かと思います。ホームページもそんな春の風に誘われて2011年度の活動のために衣替えをしてみました。
個人的には前回のトップページよりもイラストが増えて文字が減ったため見やすくなったのではないかと感じています。よろしければ一度覗いてみてくださいね


ペアレンツキャンプTOPページを変更

関連書籍の紹介のページを追加

親からの手紙を追加









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