親の学校!ぶにん先生のカウンセリングルーム

不登校(登校拒否)や五月雨登校、母子登校などの解決を目指して! ここは「親が変われば子も変わる」をスローガンに掲げる親の学校です。 カウンセラーが綴るカウンセリング理論や最新の子育て論など情報満載。 ブログ開設8年(2008年開設)で発信し続けた情報は子育てで悩む多くの親御さんたちに元気をおすそわけしてきました。   子どもの問題行動予防のための家族療法(家庭教育支援法)についても随時情報公開中!一般社団法人 家庭教育支援センター ペアレンツキャンプの家庭教育カウンセラーが行雲流水にお伝えします。

2010年10月

2010年10月25日

楽しみにしております

今日は全国的にあいにくの雨模様で、気温もガクッを下がって来ていますね。皆さん、風邪などをひかれていないでしょうか


小学生では遠足や社会科見学などの行事があり、定期テストが今週から始まる中学校もあり、訪問カウンセリングでのテスト勉強対応を予定していたケースでもお子さんが高熱を出してしまって対応できないなんていうこともあります。家庭教育だけではなく風邪も予防が一番。ベストな状態で行事や定期テストを乗り越えられるに越したことはありませんよね。




さて、今週の土曜日の10月30日東京で関東ペアレンツキャンプの親の会の集いが開催される予定です
(東京の有楽町で)



ペアレンツキャンプで不登校を乗り越えた親御さんや、今まさに乗り越えようと頑張っていらっしゃる方、ペアレンツキャンプで家庭教育支援を受けている親御さんなどが参加される予定です。


関東ペアレンツキャンプ親の会の開催は1年に2回、春秋開催となっています。支援を卒業されて、しばらくお会いしていない方と顔を見てお話しできることを楽しみにしています
お子さんの成長したお話を聞かせていただくのが私の何よりの頑張るエネルギーになります


例のごとく、この会は講演会やセミナーのようなものではなく、ペアレンツキャンプの活動報告を少々お話しした後は、親御さん同士でざっくばらんに座談会形式でお話ししていただく形式です。今のところ参加者は14名となっています。過去の記事でも関東ペアレンツキャンプ親の会の集いの内容はアップさせていただいておりますが、肩ひじ張らずのマターリとした会ですのでお気軽にご参加いただければと思います


同じ不登校を乗り越えた親同士だからこそ共感し合えること、同じ家庭教育の大切さを分かっている親同士だから悩むこと、お子さんの年齢が上の方のケースの話を直接聞くことで学びが得られることもあるでしょう。


楽しい時間と共に、実のある情報を一つでもお土産に持って帰っていただければ嬉しいです。

また、開催準備のために動いて下さっている関東ペアレンツキャンプの親御さんにはお礼申し上げます (中心的に動いて下さったみかんさん、kyunさん、JUMPさんありがとうございます)



初めてご参加いただく方もリラックスして参加いただければと思います。週末もあいにくの空模様のようですので風邪などをひかないようにしてくださいね。


※支援を卒業された方や支援中の方で関東方面の方には私か事務局か関東ペアレンツキャンプ親の会から連絡は差し上げているとは思いますが、「ちょ、水野先生ー私、聞いてないですけどー」という方が万が一おられましたら、連絡下さい
また、そのような座談会があるなら参加したいという方がいらっしゃいましたらご一報頂ければと思います。ペアレンツキャンプの問い合わせフォームよりその旨お伝えください。すぐに詳細をお知らせします。


では有楽町であいましょう〜♪





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2010年10月22日

天の浮舟

珍しく連日更新です

前回の記事では開発援助関係のお話としてジョンウッドのルーム・トゥ・リードのお話と本の紹介を差し上げました。

今回もその流れで開発援助のお話です


もし、いまこのブログを読んでいるあなたに45分の時間があるならば、下記のサイトを開いてみてください



天の浮舟  




アジアには様々な問題が山積しています。
特に人身売買や環境破壊などは、森で生きる人々などにとって直接的な人件被害となっています。
私たちは日本で豊かな暮らしをしています。その背景にはどのようなものがあるのかを考えさせられる内容です。
日本人に罪の意識を植え付けさせるような内容ではなく、日本人が日本に居たままでも出来ることはないかということを定義しているように私には感じられます。


あまり私がタラタラ書いてもアレですので、詳しくは直接ご覧くださいね。紙芝居を音読するという形になっており、ネットで簡単に見られるように配慮されています
まずは「知る」ことから始めましょう。

私も北タイで人権問題や環境問題の活動をされているLinkの木村茂先生からこの天の浮舟を紹介されました。もしご覧になられて感銘を受けられれば他の方にもオススメ頂ければと思います







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2010年10月21日

ジョンウッドが見つけた天職

人生で満足させなければならない相手は自分自身だけ。自分が正しいと思うことをして、その気持ちに正直になればいい。 〜ジョンウッド〜



皆さんはルーム・トゥ・リードというNGOをご存知でしょうか

その名の通り、経済的に貧しい地域に図書館(本を読む部屋)や学校を建てる活動をしている非営利団体です。

そのルーム・トゥ・リードの代表がジョンウッドさんという方です。



ジョンウッドさんはビルゲイツのマイクロソフトの幹部として勤めていました。皆さんがお使いのウィンドウズで有名な会社ですね。
毎日世界中を駆け回るような生活をし、マイクロソフトの急成長を支えてきました。もちろんお給料も相当な額をもらい、豪華な家に住み、若くして人生が保障されているかのような生活を送っていました。

しかし、休暇の際に訪れたネパールで彼は衝撃を受けました。
ある山奥の学校で彼は「本のない図書室」を見たのです。数冊の本は置いてあったのですが、それは子ども向きと言えるものでもない上に、厳重に箱に入れられて施錠されていたのです。(本は貴重だから自由に子どもが触れないようにするため)

ジョンウッドは幼少のころからたくさんの本に囲まれて過ごしていました。今の自分を形成している要素の多くが本から学んだ知識であったり感受性であったのです。


彼は思いました。


経済的な格差が教育の格差になってはいけない。子どもたちの未来を閉ざすわけにはいかない。



彼は仕事を続けながら、マイクロソフトでの人脈を使いボランティアで本を集め、ネパールの山奥にまで届けるということをやってのけました
そして「これぞ天職ではないか」と感じ、金銭的にも、将来の補償的にも素晴らしい環境だったマイクロソフトを退社し、ゼロからボランティア団体を立ち上げたのです。

経済的な格差が教育的な格差であってはけないというのは、私が以前勤めていた中間法人 衆義 の教育観と同じで、個人的には共感が持てました。日本だけ見ていてもそう感じるくらいですので世界規模でみた時にはその重要度は比較できないほどではないかと思います。

またマイクロソフトで培った行動力と決断力、そして多様な人脈を世界の本が読めない子どもたちのために打ち込む彼のエネルギーには頭が下がりました。

この本にはそんなマイクロソフト退社からルーム・トゥ・リードの活動までの内容が書かれています。


・ジョン・ウッド 『マイクロソフトでは出会えなかった天職 〜僕はこうして社会企業家になった』 ランダムハウス講談社 2007


将来的には私たちペアレンツキャンプも寄付や国からの助成金だけで運営できるようになれれば、不登校の復学支援や予防的な家庭教育支援を無料で多くの方に受けてもらえるのにと思っています。
現状としてはまだまだ難しいですが、ひとつずつ行動を起こしていっていつか私たちもそのような経済格差による教育格差のない支援ができるようにと思っています




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2010年10月12日

泣いてもいいんだよ

※ 前回記事 お母さん私のこと嫌いなんでしょ! の続きです。



親が変わることを実践して行くなかでちいさな変化が見られ始めました。
それらは「年相応の自立」の芽生えでもありました。その変化に親が気付き、喜びを感じられるかどうかがポイントになります。

具体的にどのような変化があったかと言うと、まずは親子の同レベル会話を減らした成果として親子の言い争いが少なくなり、子がイライラしなくなりました。「お母さん私のこと嫌いなんでしょ」というカードはワガママを通す最後のカードとしては使っていましたが、それに対する対応法を親御さんが実践することで徐々になくなってきました。

また、段階的にお風呂に一人で入れるようになり、トイレにもひとりで入れるようになりました。最初は親の対応法が変わったことで子も戸惑いを覚えていましたが「それが当たり前」という意識を日々の対応の中で与えていくことで反発が少なくなってきました。

母子分離がこのケースでは最も大きな課題だったと前回も触れましたが、その点に関しても段階的にお留守番の経験を積ませることでダイレクトアプローチ前には2時間程度であれば何事もなくお母さんはお出かけをすることができるようになっていました。
細かい対応までカウンセラーがチェックをして「この子に対してはこれはかなり幼い対応になっています」などとSTOPをかけることもたくさんありました。

その他にも小さな自立の芽生えはたくさんありました。親御さんもご自身の対応法を変えるだけでここまで子どもが変わるのかと驚かれていました。


さて、私たちの手法は不登校の子を預かって社会適応できるようにトレーニングするものや子どものみにアプローチして復学対応をするものではありません。
ペアレンツキャンプという名が示す通り、親御さんが学び、対応法を実践し、その結果として子どもに良い影響を与えて学校に適応できる能力を培うというものです。

ですので親御さんが明確な意思を持って、学んで変わるということを実践していかない限りは支援をすることが難しいです。
この親御さんは支援前に「周りのお母さん方と比べて年齢が高いので柔軟に新しい知識を受け入れられるかが心配です」とおっしゃっていました。
私は厳しい言葉ではありましたが「お嬢さんが今、辛い思いをしています。その前では親は自分の年齢を言い訳にしても意味がありません。子どものためにどう行動するかですよ」とお話しをしました。
支援が始まってからは持ち前のガッツで難しい局面も粘り強く子どもと向き合い、自立や社会適応とはどういうことかを理解されて、日々実践されていました。結果的に今、このご家庭は不登校を乗り越えて笑顔で満たされています。これはひとえにお母さんの愛情と努力のたまものと言えるでしょう。



さて、そのような変化を確認してダイレクトアプローチに移りました



ペアレンツキャンプで言うダイレクトアプローチとは訪問カウンセリング教育コーチングを指します。
訪問カウンセラーを導入した際には最初は硬い表情をしていましたが徐々に犬の話やゲームの話で仲良くなり、すぐに一緒にお食事をしたりしてリレーション(信頼関係)を形成することができました。子どもが家の中で退屈している状況でしたので訪問のカウンセラーとの遊びやおしゃべりは彼女にとって楽しい時間となっていたようです。雨が強い日にはお嬢さんの方から「お姉さん天気悪いし、泊って行きなよ」とやさしい気遣いを見せてくれました。
この頃にはお母さんが外出していても訪問カウンセラーと遊ぶことができ、母子分離も年相応に進んできているという判断ができました。

訪問カウンセラーとのリレーション形成の進捗度合いと親御さんの家族療法の習熟度を見ながら教育コーチングの枠組みを組み立てました。

初回の教育コーチングでは登校刺激を行いました。
登校刺激では「学校には行きたいけどよくわからなくなってて行けない」と彼女は言いました。
私の方で「よくわからなくなっているのなら、何が分からなくなっているのかを一緒に考えて情報を集めていこう」という話をしました。

しかしながら彼女が学校へ行けない真の理由は情報不足ではないと私は思っていました。

情報不足はあくまで不登校になってから発生した問題であり、深層原因は「自己肯定感の低さ」と「母子密着」だという判断をしていました。

そのような心の奥底に抱える問題の壁を取り除き光を当てるのが私が考えるコーチング手法です。多くのケースは答えは子ども自身が持っています。そのようなところに切り込んでいくとやはり想定していた不安が出てきました。


「お母さんが居ないと行けない」
「学校へ行っている間、お母さんが遠くに行ってしまうと感じる」
「お母さんが教室の横にいないと泣いてしまう」
「教室で泣いたら友達に変な風に見られる」


ということが出てきました。友達関係で嫌な事があったとか苦手な教科で恥をかいたとか給食が苦手とかさまざまなデータはありましたが私はここがこのケースの真の原因だと確信していました。

私は教育コーチングの場で「今の君ならその不安は行動することで乗り越えられるはず」と論理療法の考え方を取り入れながら彼女の間違った思い込みをひとつずつ一緒に浄化していきました。それでも彼女は言います。

子「でも泣いちゃうかもしれないと思うと行けない」

私「泣いてもいいんだよ」

子「・・・泣いたらダメなんじゃないの?」

私「泣いてもいいんだよ」

子「自然に涙が出ちゃうの」

私「その時にこれまで頑張ってきた自分のことやお母さんのこと、そして一緒に復学のお手伝いをしてくれてる訪問の先生のことを思い出してごらん」

という問答を10分ほどする中で彼女の中で「不安だけど頑張ってみる」というように気持ちが変わっていきました。

そこから1ヶ月くらいをかけて学校側の協力を得ながら、復学までの準備を進めていきました。この時期は比較的穏やかな時間が流れました。寝る前にお母さんの布団で不安を爆発させることがありましたが、そこは以前のお母さんとは違います。今のお母さんには我が子に合った家庭教育のスキルがあります。
冷静に教育コーチングの枠組みをイメージしながら対応することができてお子さんにポジティブな結論に誘導することが出来ていました。私がその会話を後日聞いても「おぉ。上手な言い方ですねぇ」という場面も何度もありました。

いよいよ復学予定日。天気は快晴。


家の中でグズグズして泣いてしまうかもということを考えていましたが、いい意味でその読みは裏切られてお友達とともに登校して行きました(さすがに当日の朝は緊張して朝食は食べませんでしたが)

小学校入学から4年生の今に至るまでお母さんの助力なしに登下校ができなかった子がこの日は疲れた表情をしながらもひとりでランドセルを背負って「ただいま〜」と帰ってきました。教室では泣いてしまうこともなく緊張しながらも全てのカリキュラムを教室で受けることができたようです。学校の先生もそのような彼女の変化の結果に驚かれていました。


その後も訪問カウンセラーの助けを入れながらも、継続登校を頑張っています。もはやお母さんが3時間家を空けようが、ケータイに狂ったように電話をしてくることもなくなりました

このケースでは「行くなら朝から夕方まで。お母さんは学校にはついて行かない」という確固たるスタイルを貫き、逆に休む時は遅刻癖や母子登校癖をつけさせないためにも休むなら休むでいいと割り切った対応をしました。

復学日から今日で約1カ月間が経ちました。その中で3日間はお休みしてしまいましたがその他の日は、母子同伴も中途半端な時間での登校もせずに4年生の子たちに交じってその中で日々の学校生活を過ごさせていただいています。
これからも継続登校の中で成長しながら学校へ適応していくことでしょう。
支援前の彼女と、今の彼女は別人のようだと親御さんはおっしゃいます。子どもをいい方向に向けるのも悪い方向に向けるのも親のかじ取り(対応法)次第なんだということを実感されたとのことです。今後は彼女を幼く扱うことを止めて年相応の自立を考えながら対応をさらに学んでほしいと思っています。


登校の朝は本当に感動しましたね

復学おめでとうございました






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2010年10月08日

お母さん私のこと嫌いなんでしょ!

先月、小学4年生の女の子が親御さんの努力と、お友達や学校側の配慮に助けられて不登校からの復学を果たしました。おめでとうございます

今日はそのご家庭の復学までの奮闘記の一部をご紹介させていただきたいと思います。



この子は学校へ完全に登校できない状況が長い間続いたケースではありませんでした。
ただ、長い間「自分の力だけで登校して帰宅する」ということができないケースでした。


・1年生時は母子登校状態で教室で母が一緒に授業を受ける状態
・2年生の間は学校まで親が送り迎えをする状況が続く
・3年生に入り五月雨登校。徐々に行けない日が増える
・4年生から今に至るまでは週に何度か放課後登校だけをする状況


もちろん、入学当初からこのような状況が続いていますので親御さんとしても心配な気持ちが強く、スクールカウンセラーさんなどに相談はされていました。
そこで頂いたアドバイスとしては「見守ること、お家で楽しくリラックスして過ごさせることが大切。無理強いは行けない」ということを親御さんは言われたようです。
また週に1度の子どもに対するカウンセリングでは近況を聞いて雑談をする程度のものだったようです。子どもの反応を見る限り特に効果は感じられなかったとのことでした。
その他にも地域の教育相談にも行かれましたが具体的なアドバイスはなく抽象的なアドバイスを頂くのみで状況はゆっくり時間をかけて悪い方向へと流れていく感覚があったとのことです。


このままでは娘は何も変われないと思い今年の5月に親御さんはインターネットの世界で情報を集められたようです。その中でペアレンツキャンプの支援を受けることを決められました。


お子さんの性格傾向としては、神経質で決められたルール通りに動けないと不安が強く出てしまう点、心配性で、先々のことをネガティブにとらえて自分で見通しが立てないとパニックになって泣いてしまう点、そして支援の中でも何よりも大変だったのが依頼心が強く、過度の母子依存をどのように年相応のものに切り離していくかということがこのご家庭の支援でのキーポイントでした。


支援を開始した当初は、この子はお母さんがすぐ近くにいないと何もできませんでした。
ひとりでお風呂に入れない、トイレに行けない、ひとりで寝れない、お留守番ができない、お母さんは子どもを置いて買い物に行くのも一苦労です。
買い物中もひっきりなしにケータイが鳴ります。出ると

「早く帰ってきて!お母さんは私のことが嫌いなの!?」

と怒鳴ります。お母さんは買い物もそこそこに急いで家に帰ります。

家に帰ると、子どもの方から「お母さんは私のことが嫌いだからそんなことをするんでしょ?」と買い物に行ったことをなじります。

分析を進めていくと、彼女は子上位の状況を維持するために「お母さんは私のことが嫌いだから○○するんでしょ!」という言葉を乱発することで親をコントロールしようとする節が見られました。もちろんお母さんはお嬢さんのことが嫌いではありません。むしろ愛しているからこそ心配になっている状況です。

親御さんとしても「私のことが嫌いなんでしょ」と言われれば辛いところで、彼女のワガママに付き合うしかない状況でした。そうした対応を続けていくことで完全に子上位のバランスになり、子どもは家の中でお姫様のような状態になってしまいました。そのような状態ですのでワガママ放題です。ワガママを律しようと注意をしても、最終的に困れば上記の「どうせママは私のことが嫌いだからそんなことを言うんでしょ」と最強のカードを切ってきます。



家庭内対応としては、お母さんの過干渉対応が目立ち、無用に子どもとのコミュニケーションの中で双方がイライラをぶつけ合っている状況でした。ご主人は厳しい父という姿を見せることはなく、「慈母が2人」いるようなバランスでした。
そのようなバランスですのでお嬢さんを能力や年齢よりも幼く扱うことで過保護型の愛情伝達をされているような印象を受けました。

私たちの支援を受ける中で、お母さんには「子どもと同レベルの言い合いをしない」「アクティブリスニング」を特に心掛けていただきました。ご主人には将来的に父性対応で時には厳しく律することができる立場になっていただくためにも今より少し距離を置いてお子さんと接することを心掛けていただきました。

放課後登校に関しては、親がなだめたり、交渉したり、付いて行ったりしてようやく出来ている状況だったので、それはやめましょうとアドバイスをしました。

つまり、学校は毎日朝から夕方まで行くのが当たり前という認識を与えたいのに、イレギュラーな放課後登校の形を維持することはプラスにならないということです。
お母さんが無理に行かせる対応を止めると最初は彼女の方も「放課後だけでも行く」と言っていたのが、何も言わなくなりそのまま不登校状態になりました。
これは親御さんにとっても大変不安な選択だったかと思われます。
私の経験上、放課後登校のフォローをして、次は6時間目だけ行けるようにサポートして、次は午後、その次は・・・というような段階的な手法はかえって時間がかかるというケースが多いという認識があります。
このケースでは「普通ではない状態」の登校を維持させるのは子どもにとってもかわいそうだと判断をしました。

結果的に「行けないのなら完全にお休みする」という選択をすることで、復学までの道筋は立てやすくなりました。


そのようなシステムズアプローチを3ヶ月半ほど続けて、子どもに変化が出てきました。親子関係にも変化が出てきたところで次のステップに移りました。親御さんも私たちを信じて電話カウンセリングと家庭ノートのチェックを欠かすことなく続けられました。

次のSTEPはダイレクトアプローチ(教育コーチングと訪問カウンセリング)です。





思いのほか長くなったので、続きは次回に。






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