親の学校!ぶにん先生のカウンセリングルーム

不登校(登校拒否)や五月雨登校、母子登校などの解決を目指して! ここは「親が変われば子も変わる」をスローガンに掲げる親の学校です。 カウンセラーが綴るカウンセリング理論や最新の子育て論など情報満載。 ブログ開設8年(2008年開設)で発信し続けた情報は子育てで悩む多くの親御さんたちに元気をおすそわけしてきました。   子どもの問題行動予防のための家族療法(家庭教育支援法)についても随時情報公開中!一般社団法人 家庭教育支援センター ペアレンツキャンプの家庭教育カウンセラーが行雲流水にお伝えします。

2009年05月

2009年05月29日

自分の足で 自分の意志で

今週、6年生の男の子が支援を受けて無事、復学しました



半年間の保健室登校を経て、半年間の不登校。教室へ入るのはおよそ1年ぶりくらいだったようです。

5年生の連休明けから学校へ行くことが辛くなり、学校側から保健室でもいいからということでお話を頂き、週3日程度保健室登校をしていました。
保健室では、特殊学級の子と読書をしたり、カードゲームをしたりして過ごしていましたが、それも半年ほどで行かなくなりました。

不登校の問題は複合的な問題が絡み合った問題ですので一概にこれが原因というのは言いにくいですが、彼の場合、大きな要因として挙げられるのは「逃げ癖」でした。

歩いて学校へ行くのが嫌 → 親に車で送ってもらう
作文が嫌          → 休む
水泳が嫌          → 休む
教室に入るのが嫌     → 保健室登校へ
学校が嫌          → 家にいる方がいい


というように、嫌なことを回避し続けた結果として、最終的には学校からも逃げてしまったという分析ができました。
1年生の頃から学校へは車で親が送っていました。学校の門のところで車から泣いて降りない子どもに対して御苦労もされてきたようです。

同時に親の対応を分析していくと、過干渉タイプで、宿題に関しても「これやったの?」持ち物に関しても「これ入れたの?」「はやくはやく」と対応されてこられました。
幼稚園の頃から行き渋ることが多く、その頃から、失敗した経験、ひとりで失敗から乗り越えた経験が少なかったのではないかと判断できました。

逃げ癖に関連したところでいえば、緊張に弱く、親に対しての依頼心が強いところも目立ちました。不登校になってからは、6年生ですがひとりでお風呂に入れない、ひとりで眠れない、思い通りにならないと弟にひどく当たるというところも目立ちました。


親御さんには家庭内での対応の仕方を学んで頂き、極力、子どもに考えさせる対応をしていただきました。
訪問カウンセラーの先生には、自信を持たせる対応を。教育コーチングでは、逃げることでどんどん自分の状況が悪化していることを認識させることを中心にお話をしました。


「嫌なことがあるからと言って目を閉じてしまうと、次に目を開いたときにはもっと状況は悪化しているものだよ」


と、私から彼に伝えました。
彼も6年生ですのでそのあたりのことは頭では理解はしています。だけでも行動が伴わない。理屈を超えたところでの勇気づけというものが必要だと感じました。


前に踏み出していく勇気が持てないのであれば勇気づけをしていき、不安を感じているときには共感的な姿勢で対応をしていき、支援を受けてから3か月で復学できるようになりました。


このお子さんのケースで苦労したところは、家から学校までの距離がとても遠いことです。


登校初日に関しては私も少し離れた位置ではありましたが学校まで歩いて行きました。

なんと、50分もかかりました

毎日学校へ行って帰ってくるだけでここの地区の子たちはたくましく成長するんだろうなぁと感じるくらいの長さでした。と同時に、明確な意思がないと毎日のこの通学路は彼にとって挫折のタネになりうるものだと感じられました。

この日は、カウンセラーの先生も私も5時起きで対応していましたが、朝の風がさわやかで、天気にも恵まれて子どもの門出の日を手助けすることができました。子どもが元気に歩いて行く様子を見れて、疲れも一気に吹っ飛びました。


この子に関して言えば、小1の頃以来、ずっと親が車で送り迎えをしていたので、自分の足で、自分の意志でこの長いと通学路を歩いたのは5年ぶりくらいだそうです。
学校の先生方も、ずっと車で送り迎えしている状況を知っていますので「本当に歩いてくるんですか?学校に来てくれるだけでもうれしいのでお車でもかまいませんよ」とおっしゃってくださいました。

しっかり理由を説明した上で私は歩いて学校へ行くように子どもに話しました。

今日で復学してから3日

今のところ、問題なく登校出来ているようです。

お風呂にひとりで入ること、ひとりでベッドに入ることなども復学支援の過程で乗り越えていきました。

初めて子どもを見た時は弱弱しく感じられましたが、登校が近付くにつれて話し方もハキハキとしてきて、自分の意思をしっかりと私に伝えられるようになってきました。

今後、学校社会の中で不安や緊張を感じながらでも慣れていってほしいと思います。



ホッと一息といきたいところですが、ここからが継続登校の始まりです

 



親御さんには今日の日の喜びを忘れずに、継続登校という新たなステージで家庭教育を見つめなおし、子どもの成長を導いてほしいなと感じました。


登校おめでとうございます





parentscamp at 12:39|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 実際の復学事例 | ぶにん先生の記事

2009年05月21日

関東ペアレンツキャンプ親の会のブログ立ち上げ!

関東ペアレンツキャンプ親の会の活動について、以前こちらでも紹介いたしましたが、このたび、関東ペアレンツキャンプ親の会のブログを立ち上げていただきました


とはいっても、お堅い活動報告とかそういうものではなく、管理人のみかんさん子育て奮闘記や、不登校で悩まれていた時の経験談を発信していただいたりというものが中心となるのではないかと思います

 


みかんさんは旧ぶにん先生のカウンセリングルームの頃からコメント頂いていたお母さんで、現在は中学生の息子さんと高校生の娘さんがいらっしゃいます


関東ペアレンツキャンプ親の会でも、集まりがある際には積極的に参加していただいている中心的なお母さんです。きっと、そのお人柄がにじみ出た、のほほんとした雰囲気のブログになるのではと私も読者として楽しみにしています



まぁ私がくどくどここで書くよりかは実際、飛んで頂いてみていただければと思います。
リンクを貼りましたのでそちらからもどうぞ


関東ペアレンツキャンプ親の会 管理人みかんの徒然日記



parentscamp at 00:21|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック つれづれなるままに | ぶにん先生の記事

2009年05月18日

枚方市教職員の皆様への講演会

先日、当カウンセリングルームでも告知していました、教職員の皆様を対象とした講演会を行いました。

大阪府の枚方市の小学校へお勤めの先生方だけではなく、地域の障害者支援をされている先生にも来ていただき、こちらが予想していた人数よりも多くの皆様にお集まりいただき、嬉しく思います。

開始15分前に急いで資料を増す刷りし、予定開始時刻を20分ほど超えたところで、斧原一朗先生の司会による講演会が始まりました。

以下がその内容です。




『不登校復学支援のための積極的アプローチ法と不登校予防のための家庭教育』

・開催日  2009年5月15日(金)18:00〜20:00
・場所   枚方市民会館 第一会議室
・主催   家庭教育支援グループペアレンツキャンプ
・司会   斧原 一朗 (元 枚方市小学校教諭)
・講師   水野 達朗 (家庭教育支援グループペアレンツキャンプ 代表)

=講演内容=

・ペアレンツキャンプの復学支援法とは
   ・家族療法とは (システムズアプローチ)
   ・訪問カウンセリング法 (ダイレクトアプローチ)

・問題行動予防のための家庭教育とは
   ・PCMの11のメソッド解説

・予防的な家庭教育の考え方の普及のために学校教育と連携できることは
   ・民間の支援機関としての意見
   ・学校としての意見

・質疑応答


およそ90分ほどの講演でしたが、一通り民間の支援機関としての立場からお話しすることができました。
また、先生方の中には今、実際不登校の児童がクラスにいて、どのように接するべきなのか、どのように親御さんに対応するべきなのかで迷われている先生もいらっしゃったため、私のお話しする内容に皆様、真剣にうなづきながらメモなどを取られていたように感じられます。

参加人数も当初は5名以上としか事前に聞いていなかったのですが、最終的には20名ほどの方に御足を運んでいただきました。


質疑応答では興味深いご意見も頂きました。

「学校には無理に行かなくていい」という親御さんや、学校側に問題を押し付けて自らを省みない親御さんに対しても、このような手法は効果的なのか?

ある先生が質疑応答でおっしゃったご質問です。
私たちペアレンツキャンプでは、「親が変わらなければ子どもは変わらない」という考え方に賛同して頂いている方が、支援を希望されるので、今現在学校教育が抱えている「不登校に問題意識のない親」への対応という面では、苦労した記憶があまりありません。
学校の先生方の立場としても、コスト面を明確に親に伝えた上で、民間の支援機関も選択肢として説明はできるが、問題意識の低いご家庭に関しては、おそらくこのような機関があるということを説明しても糠に釘だろうと感じておられるようでした。
私としても、この命題に明確な答えをお返しすることができませんでした。

不登校や五月雨登校、母子登校が増えている昨今、学校側が抱えている問題というのは、私たちのような支援機関が抱えている問題よりも拡散的だと感じます。拡散的であればある程、先生方のご苦労は増すばかり。
我々としても、とても勉強になる質疑応答となりました。

ご用意した書籍も完売し、先生方も新たな考え方や対応策を必死に模索されているのだなと感じました。


また、講演会終了後の懇親会にもお呼ばれして、楽しいひと時を過ごすことができました。お忙しい中、参加していただいた先生方ありがとうございました。







また、数名の親御さんから問い合わせがあったのでご説明します。
今回は特定の市の教職員の皆様を対象とした講演会でしたので、事前告知は特定の方面でしか行いませんでした。親御さん対象の講演会を行うときは事前に告知いたしますのでご安心ください



parentscamp at 18:33|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 対談・講演会の記録 | ぶにん先生の記事

2009年05月14日

メンタルヘルスカウンセリング

不登校カウンセリングの領域は多様性に富んでいて、多くの手法や考え方が乱立しているように感じられます。

ペアレンツキャンプに相談に来られる親御さんの多くも、いろいろな相談機関に出向き、そしてその数と同じくらいの考え方に触れます。中には真逆の対応を指導され混乱されるケースもあります

私にも明確な答えとして不登校のケースはこの手法で!というものはありません。

大切なことは、カウンセラーとして多くの手法や考え方を学び、各家庭、各クライアント、各子どもの状態を分析しながら、自分の引き出しからひとつの手法を取り出していくという考え方がベストなんじゃないかなと感じています。



今日、ご紹介するのはメンタルヘルスカウンセリングです。


メンタルヘルスカウンセリングとは、読んで字の如く、精神的なケアを目的としたカウンセリングです。

具体的にいえば、精神的に健康な状態でいる人が人生を送っていく上でいろいろな困難な出来事に出会った時に、精神的な病に陥ることなく、心の安定であるとか心の健康であるとかを維持・発展して生活していけるように援助するカウンセリングです。

クライアントが遭遇している問題とは、例えば、人づきあい、進路、家族関係、学校や職場などの適応などが挙げられます。
メンタルヘルスカウンセリングでは、それらの問題をどのように解決していけばいいかをクライアントとカウンセラーがともに考えて解決方法を見出すという協同作業をすることが中心となります。

目標とするのは、当面の課題をクライアントが解決し、それを乗り越えるという体験を通じて、クライアントが精神的に成長し、将来遭遇するであろう人生の様々な困難に対して、乗り越えられるように精神的に高い心の健康を獲得できるようにすることです。

このような考え方なので、過去の状況を掘り起こしていくというよりかは、未来の困難に対処できる能力を獲得できるようにすることがとても大切だと考えられています。


このメンタルヘルスカウンセリングの技法や考え方は、親子間のコミュニケーションの中でも十分活かすことができる手法だと私は感じています。
時には教育コーチングにて登校刺激をする際にも、私は「ひきだし」の中からこのメンタルヘルスカウンセリングの考え方を取り入れることもよくあります。


家庭教育に関しても様々な考え方がある現代。
自著にも書きましたが、今はそれらの多様性に富んだ考え方の中から親がどれを選びどれを切り捨てていくのかという能力が大切ではないかと感じます。

今日ご紹介したメンタルヘルスカウンセリングの考え方は不登校解決の手法としても、母子登校の克服にしても、予防的な家庭教育の考え方にしてもアジャストしやすい考え方ですので、今日、ご紹介しました。




さて、わたくしぶにん先生は、明日は大阪で教職員の方々を対象とした講演会があります

今から内容を考えて、資料を作らなければなりません。問題を先送り先送りにしたツケが来ました・・・
ついこの前、子どもにコーチングをする中で「逃げてるだけじゃだめだ!冷静に状況を判断して問題を先送りにするなよ」と伝えたばかりなのに・・・まだまだ私自身も精進しなきゃならんなぁと感じます


また講演会の内容も、お伝えできる内容であればブログにまとめていきたいと思っています。

今週は復学支援&上記の講演会でバタバタしていて日々奮闘中ですが、忙しくて時間がない時こそブログを連日更新する・・・
う〜ん。実にスマート(あまのじゃく?)な生き方







よろしければこちらもポチッと応援お願いします。(1日1回クリックを)  
    ↓
にほんブログ村 子育てブログ 小学生の子へ

 



parentscamp at 11:45|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 不登校カウンセリング | ぶにん先生の記事

2009年05月13日

おじいさん方に縁のある今日この頃

今日は、水曜日

事務所にて、家庭教育支援コースのクライアントさんたちの電話カウンセリングの日です。出張が続いたためノートもいつもよりも溜まっています

先週、木曜日と金曜日。そして今週、月曜日と火曜日は以前の記事でもお伝えしていた通り関東方面の方の復学支援をしていました。



そんな折、魅力的なおじいさん方との出会いがありました


いぁ、そんな深くお話ししたりとかいうわけじゃなくて、なんか「かっこいいなぁ」と感じたので記事にしたいと思っただけです。家庭教育とは全く関係ないのでお忙しい方は読み飛ばしてくださいね。




いま新幹線には全席禁煙で1畳間くらいの喫煙ルームに灰皿が2個だけ設置されている喫煙室があります

全車というわけでありませんが700系ののぞみはすべてこのスタイルで喫煙車両はありません。
なんせ、とても狭いし1回に2人しか入れないし、2人入ったら超密着状態です。



ふと私がタバコを吸いに行くと、ひとりのおじいさんがあとから入ってきました。



じいさんはタバコに火をつけて一息。遠くを見ながら・・・



じいさん「生きにくい時代になりましたなぁ・・・」
ぶにん「・・・」
じいさん「2時間半吸えないのは辛いですな」
ぶにん「そうですね。辛いですよね(アクティブリスニングOK)」
じいさん「長時間タバコを吸えない状況は戦時下の●●の戦いの頃を思い出しますなぁ」
ぶにん「はぁ・・・」
じいさん「あの頃は・・・」
ぶにん「(いかん!このパターンは長くなるパターン!どうしよ)」
じいさん「それでですな・・・あの時代というのはなんちゃらかんちゃら・・・」

              ・・・5分ほど話が続き・・・

ぶにん「じゃ、ボクは戻りますね」 (ササッ)



と2本目に火をつけたらドツボにはまると思い、1本で喫煙室を後にしました。あんな狭い密室で独り言なわけないし、たぶん私に話しかけてたのは確実。でもあえて誰かに話す内容なのかなぁとも思いながら席へ。



話は変わって、夕飯を食べに回転寿司屋に行った時のこと。
出先ではゆっくりと食事をとる時間がないので、回転寿司はすぐ食べれて早い時は15分くらいで食事を終えられるので重宝しています。


私が食べていると、となりにじいさん2人組が来ました。


店員に、日本酒を注文して、刺身の盛り合わせを注文されてました。この年齢になると寿司は腹に応えるから刺身だけでイイのだそうです。
2人で乾杯を終えてじいさんトークが始まりました。すぐ隣の席なので会話はすべて聞こえます。

じいさんA「あ〜。酒がうまい」
じいさんB「ですな。これで鈴木と山田がいれば、なおよかったな」
じいさんA「あいつら早かったからな」
じいさんB「2年前のクラス会では元気だったのにあっという間だったな」
じいさんA「さみしくなる一方ですな」
じいさんB「ですな〜」
じいさんA「まぁ81にもなれば旅立つ奴も多くなるわな」
じいさんB「ハッハッハー(笑)」
じいさんA「佐藤も最近は足腰が悪くなってきてるらしい」
じいさんB「腰はともかく、足はつらいですなぁ」
じいさんA「まぁ、口が動けばうまいもんは食える」
じいさんB「ハッハッハー(笑)」



断片的にしか覚えてないのですが、印象としてはとても楽しそうでした。内容は私からしたら寂しさを感じる内容のような気がするのですが、このじいさんAとBはむしろ楽しみを見出しながら、先に逝った人を想い、これからの自分の人生についても悲観していないような感じでした。

私は、父方のじいさんは私が生まれる前に他界してますし、母方のじいさんも記憶にない段階で他界しています。
なので、自分にとってのじいさん像というのが、明確にありません。


この2つのケースのじいさんの会話を聞いて、人生長く生きればそれだけ良くも悪くも思い出は増えていくのだと感じました。そして良くも悪くも思い出というのは積み重なっていくこと自体に楽しさを見出されば、いつかだれにでも訪れるであろう死というものに対しても受容できるスタンスであったり、勇気であったり、あきらめであったりそういうものが身についていくのだとも感じました。


特に今日の記事に結論はありませんが、なんか、かっこいいじいさんたちだなぁと感じた今日この頃です



parentscamp at 19:24|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック つれづれなるままに | ぶにん先生の記事