親の学校!ぶにん先生のカウンセリングルーム

不登校(登校拒否)や五月雨登校、母子登校などの解決を目指して! ここは「親が変われば子も変わる」をスローガンに掲げる親の学校です。 カウンセラーが綴るカウンセリング理論や最新の子育て論など情報満載。 ブログ開設8年(2008年開設)で発信し続けた情報は子育てで悩む多くの親御さんたちに元気をおすそわけしてきました。   子どもの問題行動予防のための家族療法(家庭教育支援法)についても随時情報公開中!一般社団法人 家庭教育支援センター ペアレンツキャンプの家庭教育カウンセラーが行雲流水にお伝えします。

2009年03月26日

オートクライン 〜アクティブリスニングの副産物〜

WBCのジャパンの優勝シーンを何度も見るために、昨日は夜遅くまでニュース番組のはしごをしていたぶにんです。決勝ラウンドは興奮しっぱなしの試合展開でとても楽しませてもらいました。今、打席にいるイチローの緊張感はどんなだろうなとか、最終回のマウンドに立つダルビッシュはどんなこと考えているのだろうとか、足震えないかなぁとか想像をめぐらせながら見てました。それだけでこっちまで緊張しちゃいました

皆さんお元気にお過ごしでしょうか

今日は、『ころばぬ先の家庭教育』でご紹介しきれなかった手法の補足を説明したいと思います。

PCMの柱の一つ、アクティブリスニングについては以前の記事(※1月14日記事参照)でもご紹介しましたね。
今日は、そのアクティブリスニングに関しての補足説明をしていきたいと思います。



親が、アクティブリスニングのテクニックを心掛けて話すことで、子どもは会話の楽しさや親子の信頼感を感じていきます。
子どもが自分の気持ちを聞いてもらえるんだという認識を得ることで、何か悩みがあった時に親に相談できる環境づくりが大切です。

そのような時に親は決して自分の意見を言うのではなくて、まずは子どもの言う言葉を受けとめることから始めます。多くのケースでは子どもは親に意見や教訓めいたことを求めているのではありません。

ただ、聴いてほしいのです。

今日ご説明したいのは、共感的理解をすることで親子関係が良くなること以外にも次のような効果も期待できるというお話です。



それは、親がアクティブリスニングで接することで子どもは自分が喋っている言葉を自分で聞くことができるという効果があるのです。
自分で話すことで何らかの気づきが得られるという作用のことをオートクラインと言います。

私たち大人もお友達とおしゃべりして、友達から質問などをされながら自分の考えを口に出していく過程を経て、「あぁ。結局わたしってこう思ってたんだ。」とか「私の感じてた気持はこういうものだったんだわ」と気づいた経験をされたことがあるのではないでしょうか。


他者に対して、口に出して話をするということで、何が問題の核心なのかがつかめることがあります。そして、自分の課題が自己認識されて整理できます。時には、その解決策までもが浮かんでくることもあります。

子どもたちは大人よりも社会経験が不足していますので、大人が「なんでそんなことで悩んでるの?」ということでも、真剣に悩み、時には傷つきます。

大人が大人の言葉(正論)で諭しても、なかなか心には響きません。

そのような時に効果的なのが、子どもの内的な声を子ども自身で聞くことなのです。それがアクティブリスニングの副産物として期待できます。
オートクラインの効果をより引き出すためには、相手のために聞き続けること。そうすることで子どもはもやもやした気持ちを整理して、前に歩むきっかけを獲得するのではないかと考えられています。


これは親子対話だけではなく、コミュニケーションの場で効果的な手法ですので実践されればより人間関係が素晴らしいものへと変わる・・・かもしれませんよ




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2009年03月19日

卒業式の嬉しい報告

先週と今週は全国の小中学校で卒業式が行われています

低学年のころに支援をしていた親御さんから卒業の報告があったり、今年度に支援していた小学校6年生、中学校3年生の親御さんから嬉しい報告があったりしました

また中学3年生に関しては公立高校の合格発表も始まり、合格しました!という桜咲くお知らせをいただいたりしました

ありがたいことに私が支援をしているお子さんは皆、順調に卒業式や終業式を迎えることが出来ました。嬉しい気持ちも大きいですが、同時にホッとしているのも事実です

もし家庭教育の重要性に気がつかず、不登校の状態をただ待っているだけで過ごしていたら、この門出を家で過ごしていたかもしれません・・・

という声も聞こえます。


学校へ戻ることだけがすべてではありませんが、そのような親御さんの声をパワーに変えて今後も頑張っていこうと思います


みなさん、本当におめでとうございます!





※ ペアレンツキャンプのホームページに
不登校の解決法をアップしました。

 

 

 

 



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2009年03月15日

関東ペアレンツキャンプ親の会

3月も半ばを過ぎたというのにまだまだ寒い日が続きますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか

先日、関東方面に出張した際にペアレンツキャンプで勉強されている親御さんや、私が支援して関わった親御さんと上野駅の周辺でささやかなお茶会を開催しました。

会社勤めの方にとっては、年度末のあわただしい時期、そして学校関連の行事も多いというバッドチョイスな日取りでしたが(しかも平日の13:00から開催)お集まりくださった皆様、ありがとうございました。
ご都合が合わなかった方はまた次回にお会いできるのを楽しみにしていますよ


【第一部 ぶにん独演会】 13:00〜14:00

まずは、お集まりいただいた方への挨拶を少々。ペアレンツキャンプの方も衆義・家庭教育セクションの方もいる状況でしたので近況報告も踏まえてお話をしました。

そして、今までは不登校などの子どもの問題行動に関することを家族療法とダイレクトアプローチを用いて1件1件支援をしていたが、これからはそれだけではなく予防的な家庭教育の普及活動親のネットワーク作りを柱に挙げて活動していきたい旨をお話ししました。

これまで私はいろいろなケースを支援してきましたが、総じて感じることは親が孤立して奮闘されているということ。カウンセリングというもの自体が援助者と被援助者だけの繋がりで深くかかわっていくので、他の親御さんのケースなどはなかなか知る機会はありません。

ペアレンツキャンプで学んだ親御さんはこれまでは知識を蓄えるインプットの活動(勉強)だけをされている状況でしたが、不登校や子どもの問題行動を解決して乗り越えた後は出来る限りの範囲で情報を発信するアウトプットの役割も担えるようなシステムがこれからは必要ではないかと感じます。

今はまだまだ小さな火を各々が持っている状態ですが、その火を集めて束ねて大きくしていくことで、今現在、暗闇の中で悩んでいる子どもたちと親御さんを照らしてあげることができるのではないかと思うのです。

予防的な家庭教育って言っても、実際問題が起こらない限りはそんな勉強なんてしないですよ・・・

というのは簡単です。

実際、その通りかもしれません。


かといってその理由だけで活動をしないというのは結局のところ良い援助活動ではないと思います。予防的な家庭教育の普及(啓蒙)活動はいばらの道かもしれませんが、まずはアクションを起こさないことには何も判断はできません。


その活動の最初の一歩としてこのような会を設けることになりました。
この活動の名称を「関東ペアレンツキャンプ親の会」としまして、年に何度かは集まって活動していければと思っています。

具体的には、予防的な家庭教育の普及のため、親のネットワーク作りに準ずる活動として・・・

・学校やPTAなどに働きかけて講演会や勉強会をする。
・ママさんサークル等での予防的家庭教育の宣伝活動。
・ころばぬ先の家庭教育の販売活動
・悩んでいる親友達がいれば自分の経験を話してあげる。(情報発信)

が挙げられます。

また、名称を関東ペアレンツキャンプ親の会としましたが、
特にペアレンツキャンプで支援を受けた方のみが参加資格があるわけではありません。
今現在不登校でお悩みの親御さんなどが同じ経験をされた親の話を聞きたいと思うこともあると思います。そのような方が会に参加するのもありでしょう。また、予防的な家庭教育の普及活動に賛同してご助力いただける方も大いに歓迎したいところです。

今は、吹けば消えてしまいそうな小さな火ですが、予防的な家庭教育の考えはこれからの学校教育・家庭教育の場では必ず必要なものです。
一緒に頑張っていきましょう。よろしくお願いいたします。


    要約すればこんなお話をしました。



【第二部 自由座談会】  14:00〜15:00

親御さんが楽しみにしていたのが、この自由座談会。

皆さんは自分のご家庭に対するアドバイスしか知りえない立場ですので、他のご家庭がどのような形で復学までたどり着いたのか、また、復学後の対応で苦労しているところ、悩んでいるところなどをざっくばらんにお話しになっていました。

私もお会いするのが久しぶりなお母さんがいらっしゃったので、お子さんの成長を聞くことが出来てとてもうれしかったです。

時には「ぶにん先生まだまだ若いですね〜!」とオバチャンパワーに圧倒されることもありながら、皆さんとの再会を楽しみました。

支援をしている最中はそれこそ毎日でも連絡を取り合えたけれど、問題がなくなればカウンセラーも離れていかなければならないのでこのような機会があると私もうれしく思います。

また、初めて会うお母さん同士でいろいろなお話をされていて活動の柱の一つに挙げた親のネットワーク作りという面でも貴重な時間となりました。ケースは違えど同じ苦労や悩みを乗り越えた親同士、すぐに打ち解けあっているように見受けられました。


皆さんでケーキセットを頼んで、楽しい茶話会になりました



【第三部 個別相談会】  15:00〜16:00

支援当時は小学校低学年だった子が今は中学生になっています。

私の考えとして、「家庭教育の対応にマニュアルはない!」というのがあります。なので、当然、子どもの状態や年齢が変わってくると昔にお伝えした対応をかたくなに続けてしまうとどこかでひずみが出てくる可能性も否定はできません。

今現在の様子から見て、親としてどのような対応をするべきかということを個別に相談を受けました。




わずか3時間の会合でしたが、今後もこのような「親の活動」が広がっていけばと思っています。「ぶにん先生とのつながりが最高のお守りです」というありがたいお言葉も頂戴できました。


しかし、特殊な技能や能力がある人でもひとりでは世界を変えることができません。

しかし、ひとりひとりの思いを束ねそれがひとつのアクションになると、社会に少なからず影響を与えていく活動になると信じています。


またこのような会を開催できるよう私自身精進しなければなぁと感じた1日でした








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parentscamp at 17:43|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 対談・講演会の記録 | ぶにん先生の記事

2009年03月13日

今年度、最後の不登校からの復学

きのう、7ヶ月間不登校だった小学校4年生の男の子が復学しました


私が担当しているクライエントさんとしては今年度最後の復学となり、きのうは対応していただいている訪問カウンセラーの先生と、親御さんとで喜びを分かち合いました。

登校2日目の今日も問題なく、「いってきまーす」とお母さんに声をかけて玄関を駈け出して行ったそうです。

母子密着型子ども上位家庭という2つの問題が支援当初の大きな問題でした。

支援を受け始めたときの会話としては・・・

「ママ遊ぼう!」
「ママ何をして遊んだらいいか考えて」
「たいくつだ〜。ママ考えて」
「今日は焼き肉作ってね。僕が食べたいもの以外作っちゃダメだよ」

などなど。自分でできることも、本来自分で考えるべきこともすべてお母さんを頼ります。お母さんが受容しない対応をすると、

「僕がこうなったのはそもそもママのせいなんだからね」
「あ〜、イライラする。イライラするとマンガが欲しくなる。買ってきて。ママのせいなんだから」

すべてママのせいにします。長い間家の中で親の立場が低く、子どもが王様のようになっているので親が受容しないスタイルをとると上記のような反応を示し、お母さんを殴ってきたり、髪の毛を引っ張ってきたりします。
かといって彼の言い分をすべて受容してしまうスタイルをとると、自分本位な性格を助長させて、なお子ども上位の状態が強くなってしまうという状況です。

夜はもっと大変です。

夜は24時間アニメをやっているチャンネルを見ています。昼夜逆転です。
自分ひとりで見ている分にはいいのですが、お母さんも巻き込もうとします。
お母さんが自分の部屋で寝に行こうとすると・・・

「どこいくの!?一緒に見ようよ。」 (夜中3時4時の話です)
「僕を見捨てるの!いつもママはひどい」

お母さんも毎日寝不足で大変な状態です。子どもにつきあう形でリビングでアニメを見てやりますが、時には疲労でそのまま目が開けられなくなる時もあります。そんな時に子は。

「寝るな!」といって殴ってくるような状況です。

何かルールを決めて守らせるようにしても1日2日ですぐに破ってしまうような子でした。自分より下に見ている親の作ったルールなんて守らなくてもいいと考えているのでしょう。


そのような状況から支援を開始しました。

家庭の問題としては、「子上位」「母子密着」
子どもの問題としては「不安が強い」「自立心が低い」「問題所有がゼロ」
ということが挙げられます。まずは親が子よりも下にいる状況をこれ以上下げないように対応しました。
子どもには訪問カウンセラー対応で遊びを通じて関係作りをして、性格傾向の分析をしました。同時に、訪問カウンセラーが来ている最中はお母さんの方に子どもが行くことはないのでその間に休んでもらうこともありました。

家族療法的な親の対応はここで書ききれないほど大小様々な対応を入れました。お母さんが頑張れるところは全力で頑張ってもらいました。しかし、子はすでに親を召使や奴隷のように思っているので、素直に聞き入れることは少なく苦労しましたが、あきらめずに日々の対応に努めました。暴力はすぐになくなりましたが、「ママのせい」と言うところに最終的になってしまう点は続きました。
目に見える形で変わってきたことは、夜のアニメに親を強引に付き合わそうとしなくなったこと、そしてその後は自分の部屋で12時までには入って寝るようになったことなどが挙げられます。(あとで聞いたのですが、自分の部屋でひとりで寝たのは人生で初めてだったようです)

その後はコーチングを入れ、お父さん対応を入れ、訪問のカウンセリングを続け、学校側との連携を強化し・・・という形で支援を進めていきました。



先日の登校予定日。

大きな問題はなく、7か月ぶりにランドセルを背負ってお友達と一緒に登校しました。私も見守りましたが、ときおり笑い声も聞こえてて、「学校へ行くぞ」という意識がしっかりと感じとれました。
学校でも問題はなく、初日から6時間授業で大変だったとは思われますが、しっかりやってきたようです。帰ってくるとすぐに自転車に乗って友達の家に遊びに行きました。これも7か月ぶりのことだそうです。


今年度、最後の登校を見届けることができ、私としてもホッとしています。これからも家庭内対応では不安点が多いですし、子どもの頑張りもどこまで続くか見通しはつきません。

それでも、彼自身の「本当はみんなと同じように学校へ行きたい!」という気持ちがある限り、親や専門家が足並みをそろえて努力していけば子どもをサポートしていけるのではないかと思っています。


登校おめでとうございます!


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parentscamp at 08:46|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 実際の復学事例 | ぶにん先生の記事

2009年03月09日

卒業式に向けての継続登校と高校進学に向けての準備

以前の記事で中学3年生の復学の記事を書きました


冬休み明けからの支援開始ということもあり、時期的な問題を筆頭にさまざまな問題がある中での支援開始でした。

場合によっては中学生の間は復学できないかもしれない。でも可能性がある限りやるだけやってみましょうというスタートでした。(※過去記事2月23日参照)


復学した日から数えて3週間後に卒業式。
その間の土日には高校の制服あわせや教科書販売などがありました。
復学当初は、初日行けただけでも良しとしてそこからは欠席させながらでも親やカウンセラーが盛り立てて1日でも多く中学校生活を体験させて高校入学に備えようという考えでした。

しかし、いい意味でその読みは裏切られています

彼は復学日から1日も休むことなく毎日登校しています。
このまま行けば卒業式までの3週間休まずにいけるのではないかと感じています。(何が起こるかわからないので言い切れませんが)

途中1日だけ早退してきたこともありましたが、カウンセラー対応で気持ちを受容すること、そして「ここが頑張りどころなんだ」ということを伝えることで、それからは早退も遅刻もせずに通っています。本人いわく、「なんであの日早退してしまったのだろう・・・」ということを言っていました。彼なりにもったいないことをしたなと感じているのでしょう。

復学最初の1週間は朝起きることに心配はありましたが、カウンセラーによる電話対応や、早朝の訪問のケアにより、今は起きるリズムも作られてきているように思われます。

高校進学に向けての諸々の準備に関しても、親主導ではありますがきちんとついてきている様子。徐々に自信を取り戻してきたのかも知れません。


春以降の不安要素はあります。


学校までの距離が伸びることで登校時間が増える。新しい環境、新しい人間関係に溶け込めるか。高校の勉強(課題など)に拒否反応をしないかなどが挙げられます。
これらを乗り越えるには、この3週間の登校実績をどれだけ自信に変えていけるか、そして親御さんの対応がどこまで変えていくことが出来るかということが必要になってきます。

ここまでは子どもがよく頑張っています。その頑張りを家庭内対応でどこまで支えてやれるかということが課題となりそうです。


卒業式に誇らしげに出席する彼の姿を私としては楽しみにしています。







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2009年03月04日

いちごいくえ

家庭ノートチェックをしようと思い、赤ペンのフタを開けた瞬間、インクが飛び散って朝から大惨事の、ぶにんです


以前に衆義・家庭教育セクションの理事のお話をしました。(※過去記事1月21日参照)

今回も齢76の理事についての話をしてみたいと思います。

以前にも、書きましたが、理事と私とは生きてきた時代が違います。ものすごいジェネレーションギャップがあります。マリアナ海溝の深さとまでは行かないにしても、ちょっとした古井戸の深さくらいは差があります



そんな理事に人生について尋ねたことがあります。

宗教的なこととかではなく、単なる興味本位です。
76年も生きてこられていればそろそろ「死に際」のことを考えざるを得ないのではと思い、失礼ながら直球勝負で聞いたことがあります。


「生きていく中でいろいろな経験をされてこられた理事ですが、結局のところ何が大切でしたか?」


ほんと直球勝負です。「若気のいたりストレート」とでも言いましょうか。
理事は若干苦笑いされながら言いました。


「人とのつながり。これに尽きる。会社を4つ立ち上げていろいろな人を見てきたし、育ててきた。中には悪意のある人もいた。それらすべてを含めた人とのかかわりが大切。どのように関わってきたかではなくて、どれだけ関わってきたかということが重要だ」



ホホゥ。これまた深いですなぁ・・・



そんな理事が常々、口にする言葉があります。



それが 「一期幾会


一期一会の出会いも大切だけれども、できることならば、一度会った人とはいつまでも繋がっていたい、お互いが望めば気楽に何度も会えるようにしたいという思いがあるようです。

人生の意義はパンだけにあらず。やはり人として生きていく以上、人とのつながりが大切だということでしょう。
私のような若造は時にパンに走る時もありますが、ある程度の人生経験を積まれればそのようなところに達観されるのだなぁと感じました。


私たち家庭教育カウンセラーの仕事はまさに一期一会の世界です。お子さんに問題がなくなり、家庭のシステムが自律的に動くようになれば離れていかなくてはなりません。

昔に支援したあの子はもう大学生くらいかなぁ、達者に暮らしてるかなぁ、と春になればいろいろなことを考えます。
家庭教育支援の仕事だけを考えれば一期幾会の関係が保てることが必ずしも良いことばかりではないとは感じますが、仕事以外の人間関係では大切なことではないかとも感じます。

家庭教育支援の問題に取り組み、不登校なりの問題を解決したときに私がよく感じていた気持ちがあります。それは・・・

「もういいだろう。充分がんばっただろう」と言うことです。

それほどまでに1件1件の問題に取り組む時には入魂して精神を研ぎ澄ませているのです。解決するたびに上記のようなことを思います。

しかし76才でバリバリ現役でビジネスの仕事も教育のこともしている理事の姿を見たり、言葉を聞いてると

「いやいや、まだまだこれからだ。自分はまだ磨けば伸びるし、支援を望んでいる人たちもまだいるはずだ」

と感じるのです。



いつか私たちは年をとり、死に近づいていきます。

その時にどれだけ人との係わりが持てるのか。そのようなことを感じさせる言葉でした



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2009年03月02日

3学期中の復学応援

先週あたりから3学期中の復学を目指すご家庭の支援のために日本全国飛び回っているぶにんです

なかなかゆっくりとブログ更新する間もありませんでしたが、今のところ元気に動いています


ペアレンツキャンプは復学専門機関ではなく家庭教育支援機関という位置づけではありますが、不登校も家庭教育から派生した問題と捉えている立場ですので当然、家庭教育支援に該当する支援となるわけです。

(以前にも書きましたが、不登校は家庭教育から派生した問題と外部的要因の複合的なケースが多い


不登校状態のまま春休みを迎えて、新学期を休んでしまった状態でスタートするのは親御さんにとってはお辛いことだと思われます。

親御さんの努力を後押ししながら、そして直接対応が必要なお子さんには少しでも勇気を与えられるよう私自身も精進しようと思います。



不登校の状態から抜け出したいご家庭、そして子どもたちの1人でも多く、3学期中(または小学生のうち、中学生のうちに)に復学を目指せるよう東奔西走しています

 



parentscamp at 19:28|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック つれづれなるままに | ぶにん先生の記事

2009年02月25日

親の気持ちを伝える 〜アイメッセージ〜

親のカウンセリングマインド(PCM)の2つ目の柱であるアイメッセージについて今日は解説していきたいと思います



アイメッセージとは子どもを非難せずに親の気持ちを伝えることで子どもの行動に変化を与える手法です。
家庭教育支援機関、復学支援機関など様々なところで取り上げられている手法です。機関によってはわたしメッセージやIメッセージと表記されているところもありますが同じものだと考えてよいでしょう。

アイメッセージとはなんぞや?ということをここで書いてしまうと長々となりすぎるので今日は、拙書『ころばぬ先の家庭教育』でご説明しきれなかったところを中心に書いていきたいと思います。
(本来はアイメッセージとアクティブリスニングだけで1冊の本が書けるくらい奥が深いスキルなのです)


私は支援を受けられている方にPCMの理論をお伝えしているわけですが、まずはじめにアクティブリスニング(※過去記事参照)とこのアイメッセージをお伝えしています。

なぜなら、このふたつのスキルは目に見えて子どもの状態や態度に変化が見えやすいからです。支援する側としては子どもの状態が自分が変わることでいい方向に向くことを支援序盤で実感していただきたいという思いがあります。

本にも書きましたが、アクティブリスニングとアイメッセージは実践の場でミックスすることで相乗効果が期待できるテクニックなのです。

さて、前置きはこのくらいにして・・・



アイメッセージとひとことで言っても、そこには2種類のアプローチの仕方があると考えます。つまり・・・


「〜だとお母さんうれしいわ」や「〜だとお父さん助かるな」

というものと、

「〜だとお母さん悲しいわ」や「〜だとパパはつらい気持ちだよ」


というもの。

簡単に説明しちゃえば、親の気持ちの伝え方が子にとってプラスの要素を含んだものか、マイナスの要素を含んだものかという違いがあるのです。

こうやってくれるとより良いんだけど・・・というような状況では主にプラス因子を含んだアイメッセージが適切です。(整理整頓、脱いだものの片付けなど)

ここはしつけ上しっかりと伝えたい!という場面では主にマイナス因子を含んだアイメッセージが効果的ではないかと思います。(好き嫌いや、挨拶やお礼の仕方など)


つまり、状況による使い分けがアイメッセージの中でも選択できるということなのです。わかりやすく図式にすると・・・


アイメッセージプラス因子アイメッセージマイナス因子提案指示命令
 (→にいくほど相手の行動や状況が厳しい時)


となります。

さすがに冒険ものの映画などでよく見かける渓谷の吊橋を歩いてる時に、キャッキャッと飛び跳ねている子どもを見て

「吊橋の上では静かにしてくれるとお母さんも安心して渡れてうれしいわ

などと悠長なことは言ってられませんね。このような場面ではメシテイが適切です。(危ないからやめなさい!

しかし、家庭内の会話をチェックしていますと逆にそこはメシテイレベルではないところでメシテイをしてしまっているケースをよく見受けます。
家庭内での対応面では凡そアイメッセージ対応でするほうが子どもの自主性を重んじる対応になるので、相手の気持ちを考える子に育て、自立心を培うことができます。
汎用性のきくアイメッセージの中でもさらに2種類の強弱がつけられるということを知っておけばより効果的にアイメッセージを家庭内に組み込むことができるのではないでしょうか


家庭教育支援をしていて「親の気持ちを子どもに伝えることの大切さ」を感じます。親の気持ちを伝えたいのに、メシテイをしてしまうことで子どもには「うるさいなぁ!わかってるよ!」と親の意図とは違うことを伝えてしまっているご家庭は少なくありません。



まだまだ奥が深いアイメッセージですが、今回はここまでにしておきます



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2009年02月23日

今日だけは手放しで喜びましょう

今日は、早朝5時に起きて、復学支援をしている中学3年生のところへ行きました。

約4ヶ月間の不登校。


支援を開始したのが1月半ば。
彼の支援には大きな壁がいくつもありました。


ー験は大丈夫か?

▲魁璽船鵐阿鯑れたところで中3の子に短期間で響くのか?

2召縫魁璽船鵐阿うまくいっても、復学前に卒業式が過ぎてしまうのではないか?

ど学できても学校に慣れる前に卒業してしまって、高校から再び不登校にならないか?

ゲ板軻發梁弍を変えるにしても、親が変わる時間があるのかどうか?



その他にも諸々の問題がありました。
特に時期的な問題の壁が高く、私が支援を受けるかどうかで悩んでいる時間すらもったいない状況でした。

結果的に親御さんには

『この時期からの中学3年生の復学は正直、自信が無い。でも可能性が0で無い限り一緒に頑張りたい』


今思えば、なんと頼りない発言でしょう。カウンセラーとしても「?」という感じだったことでしょう。



そこから、超駆け足の支援プログラムを組みました。
もちろん親御さんの努力も必須条件になります。学校側の手助け、他機関の先生のご助力なども考える必要がありました。



支援開始から1ヵ月半。コーチングから1週間後の今日、あいにくのお天気でしたが
2/23の今日、無事子どもは登校しました。





不安はたくさんあります。




4ヶ月ぶりの給食は大丈夫か。友達の雰囲気に溶け込めるか。今日1日で嫌気が差して明日から休まないか。卒業式関連の課題や行事に適応できるか。継続的なサポートが出来るのか・・・



でも、きょう 「いけた!」 という事実に関しては手放しで親御さんと喜びを分かち合えればと思います。



といいながら、今日の帰ってきた様子や明日の朝のことを考えると、不安は募るのですが・・・まぁ、それは今の瞬間だけは忘れたいところです。



本当によくがんばってくれました

parentscamp at 11:49|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 実際の復学事例 | ぶにん先生の記事

2009年02月19日

開発フィールドワーカー

カウンセリングを受けられた方によくお伝えすることがあります。

「お腹がすいている人が釣りをしています。でも釣りに不慣れのようでなかなか釣れていないようです。あなたはどのように支援をしてあげますか?」


この問いに対して、「かわりに魚を釣ってあげる」と答えたり、「食料をあげる」と答えた人は過干渉タイプで相手の自立を阻害し、依頼心を植え付けてしまう傾向があります。

援助の世界の正解としては「釣り方をわかりやすく教える」です。
その人が餓死寸前で緊急援助の必要性があると判断した場合のみ「食料を与える」が正解になります。

もちろん物事はこんなに単純にはいかないのが現実ではありますが




このような「海外援助」とか「農村開発」の世界の話を経験豊富な開発ワーカーが書いた本を今日はご紹介します。


・ 野田直人 『開発フィールドワーカー』 築地書館 2000


私は、東南アジアの少数民族の自立、持続的開発援助に興味があり、実際に北タイの少数民族の農村に泊まり込んで、ある程度の期間の間、生活をともにして調査をしたり、NGO関連の事務所でワークショップに参加したりしていました。(旧ぶにん先生のカウンセリングルームでは家庭教育の他に多文化共生教育についても多くの記事を発信していました)

家庭教育カウンセラーになってからも、東南アジア諸国をバックパック一つ背負ってひとりで放浪していろいろな現場を見てきました。時にテロに巻き込まれそうになったり、時に少数民族の村の娘さんと結婚させられそうになったり・・・
(また放浪記のお話はいつか時間をとって記事にしたいと思います)


そのような開発援助や自立支援を実際にしていくと、家庭教育支援の分野にとてもリンクするような考え方が多いことに驚かされます。

今回ご紹介した本は、数ある開発関連の本の中でも私が一番感銘を受けた本です。内容も専門的な知識や小難しい理論が少なくて、とても読みやすいです。
でも読みやすい中に、家庭教育支援にも応用できるような考え方も含まれていると私は感じました。


海外の開発支援の現場を思いながら、手にとって読んで頂ければと思います



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2009年02月13日

祝×2

私が支援している中学3年生のクライアントさんは現在3名います。


そのうちの2名の高校合格発表が昨日と今日ありました。






結果は見事にふたりとも志望校に合格



そのうちのひとりの子に対しては私が訪問カウンセラーとして支援をしていたので、復学後のここ半年間は勉強対応中心でした。
(カウンセラー対応2割、家庭教師対応8割くらいの割合で接していました)

もともと勉強が嫌いで苦手だったうえに、ブランクもあったので中学3年の夏の時点で偏差値的にも34で高校を選べる状況ではありませんでした。

しかし、そこから彼も努力することを覚え、時には紆余曲折ありましたが、当時の彼では考えられないくらいの高校に合格することができました。思い起こせば勉強面以外でもいろいろなところにご飯を食べに行ったり遊んだりもしました。勉強面では時に鬼軍曹としてムチをふるうことも・・・
現場のカウンセラーとして二人三脚で歩んできたのでこの合格通知は感涙ものです。



もうひとりの子は、まだまだ復学支援の道中ですが、無事進路を確定させることができました。
親御さんの家族療法面での勉強、実践、頑張り、そして学校側の根気ある対応に感謝感謝です。本当に良かった。





ふたりとも本当におめでとう


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2009年02月11日

生キャラメル神秘の口どけ

今日は、建国記念日でお休みですね

いつも水曜日は「家庭教育支援コース」と「問題解決支援コース」の電話カウンセリングが重なる日なので電話がリンリン鳴り続けるのですが、今日は皆さん穏やかな休日を過ごされているのか、電話が故障してるのか、いまのところ静かな1日です



さて、今日は何の話をしましょうか


決まりました。今日のお話は最近我が家でもブームになっている生キャラメルの話をしましょう


皆さんは、生キャラメルというものをご存知でしょうか?
花畑牧場の生キャラメルから火がついて、いまや2008-2009を代表するスイーツのポジションを築いているといっても過言ではありません。


とにかく、この生キャラメルという奴はですね・・・


口にポイッと入れた瞬間にバターの余韻を残しつつ、髪をなでる春風のように気持ちよく消えていくんです。
これは一度食したことのある人にしかわかりづらいのですが、とにかく口の中が幸せな空気いっぱいに満たされて、次のキャラメルに手が伸びてしまうんです。

こんなにおいしい生キャラメルですが、意外にも、ご家庭で簡単に作ることができます。


せっかくの休日ですし、お嬢ちゃんがいらっしゃるご家庭であれば母娘で一緒に作るのもアリかと思いますよバレンタインデーも近いし


作って楽しい・簡単レシピ・食べておいしいの3拍子そろった生キャラメル。ぜひ皆さんのご家庭でもどうぞ 




※レシピはココのものが間違いないかと思います。 


※リンクを貼っていただいた生キャラメルファンのブログ 大壺屋の生キャラメル

 

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2009年02月07日

母子登校について

※前回記事の続きです。


母子登校(母子同伴登校)のご相談が多いというお話をしました。

母子登校と言っても、母親が校門までついていってやるだけなのか、それとも別室で母親がつきっきりで勉強を教えなければならないのかなど、その問題の根深さや状況は異なります。

では、母子登校の原因はどこにあるのでしょうか。

それは、母子依存が強いところです。

これまでの子育ての中で母子分離が図られずに、本来子どもが親からある程度の自立していく段階にあるにもかかわらず、親が子に対して過干渉、過保護対応を続けることで子は母親に依存してしまう傾向があるのです。


そのような子は多少のストレスに対しても自分で向き合わず母親を頼ります。母親もまたこの依頼心を助長させるような対応(常に母親が正解を出す。失敗する前に助けるなど)をしてしまっています。
子どももまた、「ママ〜あれどこにあるの?」「ママこれやって」「ママーどこにいるの〜?」などの会話が目立ちます。


学校社会は少なからずストレスであふれています。
子どもの性格傾向によっては多くの人といるだけでストレスを感じますし、授業中に分からなくなるだけでもストレスになります。
母子依存傾向の子は、そのようなストレスに対して親の支えがないと乗り切れません。そして「学校が怖い」となるのです。

その段階で親が焦りを感じて

「学校くらいひとりで行け!みんなひとりで行ってるだろう!」

と感情的に叱るケースが目立ちます。
しかし、多くの母子登校のケースでは親に頼るのは「なまけ」ではなく、特定の年相応の経験が不足しているからひとりでは行けないのです。
年相応の経験とはつまり、失敗した経験、失敗から自力で起き上がった経験、恥ずかしい思いをした経験、自分で考え自分で行動した経験などが挙げられます。


親御さんに私がいつも伝えるのは、


「このような子にしたのは誰?それに気がついてらっしゃるのであれば出来ることはひとつです」


そうです。親がスキルを学ぶことです。


まずは家庭内対応を変えていきます。
子どもに自立心を育むための対応を行います。ケースによっては母親が子に依存していることも考えられるので、母親が自立することも大切です。
この子は私がいないと何もできないと決めつけて考える親御さんに多いです)

そして段階的に母子分離をしていき、学校に関しても目標を決めて母親が付き添う距離を少なくしていきます。
その際には、親も子も目標意識を共有できるように「登校カレンダー」を作ったり、「トークン・エコノミー法」を使ったりすると効果が出やすくなります。

子どもの方に自立心が育ってくれば自然と母子登校は解決します。

しかし、ただ「待つ」だけではなく親の方から意識を変えていくことでより早く周囲のお子さんと同じように教室で一人で授業を受けられるようになります。

また、違うケースで見受けられる例としましては、幼稚園や保育園に通う、下の子がいるケース。つまり、

僕も妹や弟みたいにお母さんに愛されたい、かまってもらいたい

という欲求から母子登校という形に発展するケースです。

このようなケースでは、一時的に愛情(欲求)を満たしてやることも大切なことです。あくまで一時的にしないと、さらに幼くなってしまって母子分離が出来ないのでそのさじ加減は慎重に判断していく必要があります。


母子登校も長引くと子の成長過程に影を差してしまうこともあります。(すべてがとはいいません)
もし解決すべき問題だと親が感じられておるのであれば、子を変えるのではなく、まずは親が変わることに努めましょう。
きっと、お子さんにとっても親御さんにとっても母子登校の解決を通じて大切なものが学べることができるでしょう。


以上、母子登校についての解説でした。



ご相談は
ペアレンツキャンプまで (ご相談フォームにてお気軽にご相談ください)


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2009年02月04日

母子登校について

私たちのところには、不登校や五月雨登校のほかにも母子登校(母子同伴登校)のご相談が数多く寄せられます。


母子登校とは母親が一緒にいないと学校まで行くことができない、給食を食べられない、教室に入れない、授業が受けれない状態のことを言います。

不登校に比べると、家に引きこもっているわけでもないし学校にも母親が一緒ならば行けているのだからという理由であまり社会的にも問題視されていない傾向にあります。

しかしながら、母子登校のお子さんのことで悩まれている親御さんにとっては、単純に
「不登校の子よりかは楽だわ」とは考えられません。
実際、家庭内の状態や母親にかかる負担のことを考えると母子登校状態は不登校状態と比べても悩みは決して少なくはありません。

お母さんによってはお勤めされている方もいらっしゃいます。
母子登校のケースだと朝から子どもに付き添って学校まで行かなければならないため職場に迷惑をかけることもあります。主婦の方も決して暇ではありません。毎日、給食の時間だけ学校へ行き子ども用の机といすに座って昼食を笑顔で食べられるお母さんが果たしているでしょうか。多くのお母さんは笑顔で泣いているのです。
授業参観などで我が子の学校での様子を見ることは親にとっての幸せな瞬間だと思います。しかし、毎日、ひとりだけ教室の後ろで自分の子の授業を眺める親の気持ちを考えると、私も胸が痛みます。

支援する側から考えても、不登校より母子登校のほうが手間がかからず楽だとは言い切れません。場合によっては不登校のケースよりも問題が長引くケースもありましたし、カウンセラーの対応としても高度な教育的判断が求められることが多々ありました。

家庭内対応においても、学校へ母親と一緒でなくてはいけない子は、何事にも母親を頼ります。トイレに行く時も、お風呂に入る時も。
お留守番を頼もうものなら、裸足で外まで出てきて泣きながらお母さんを追いかけてきます。お母さんの生活は常に子どもを中心に回るようになります。そこに母親としての自分は感じられても、妻としての自分、ひとりの人間としての自分を感じられずに夫婦関係に亀裂が生じたり、ご自身の精神的な安定を崩される方もいらっしゃいました。

これが幼稚園の子であれば「あらまぁ」で済むのかもしれません。

しかし、小2、小3になってもこの状態が続くと親の不安は、子どもの将来にまで向けられます。これは無理のないことです。

母子登校の学校側の解決策は不登校と同じくいまだ明確なものがありません。自然と子どもの自立心が芽生え、羞恥心が年相応に育ってくると母子登校は解決します。しかし、そうは言われても、母親の気持ちからすると


「そのゴールはいつなの?私はいつまで頑張ればいいの?」


という悲痛な叫びが聞こえてきます。

私も当初は母子登校に関しては専門的な研究もせずに、不登校のケースに比べればマシなほうだという甘い認識でいました。
しかし、親御さんの悲痛な悩みを数多く聞くと、決してそういう問題ではないことに恥ずかしながら気がつきました。

母子登校といってもその状況や対応法は、不登校のケースと同じく個々に異なります。私は家族療法の考え方と、臨床の場からの経験によって母子登校の支援プログラムを考案し、支援をしています。

あくまで個々のケースによってその対応は専門的な判断によって柔軟に変えるべきだという姿勢ではありますが、悩まれている親御さんに何かヒントになることが発信できればという思いで、ここで書くことにしました。


                  △愨海


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2009年02月02日

チェ・ゲバラ

皆さんおはようございます
先日に、大学生のグループに混ざってバスケットボールを3時間ほどしてきました。わかっちゃいたけど体がギスギスと悲鳴を上げています。

週末は2週連続で嫁さんと映画館へと行ってきました。

先週は「チェ 28歳の革命」を、
今週は「チェ 39歳別れの手紙」を見ました。

皆さん、チェ・ゲバラという男をご存知でしょうか。

チェ・ゲバラとは、1957〜1959のキューバ革命の立役者です。かのジョンレノンも「当時一番カッコイイ男」と言い、サルトルも「彼は完ぺきな男だ」と絶賛していました。
顔が男前だというのもファンが大き理由だと思います。Tシャツの柄になっていたり、缶バッチになっていたりして、ファッション的なアイコンとしてもご存じの方は多いのではないでしょうか。(ベレー帽をかぶり、ひげもじゃの顔、そして葉巻をくわえてます)

思想的には「共産主義」なところがあり、一時期は語りにい状況ではありましたが、近年ではゲバラは共産主義というよりも、「国際主義」、「真の自由主義者」なんていう説明をされる方も多く、私もどちらかといえば「国際正義を重んじた人」というイメージを持っています。
とにかく、「弱きを助け、強きを挫く」というのが彼の信条です。

キューバ革命成功後、彼は政治中枢の要職に就いたりするのですが、豪華な家などには住まず、ボロアパートで暮らし農民と同じような粗食をしていたそうです。公務がない日には農作業で汗を流し国民と近い生活をしていました。

今の日本の政治家でそのような人はいるのでしょうか・・・
これを話すと話が拡散しすぎるので自重しますが、そのようなところもゲバラが今もなお、幅広い年齢層や考え方の人達に愛される理由ではないかと思います。

チェ28歳の革命はゲバラがキューバ革命に加わり、ゲリラ戦を展開して革命を成功されるところまでを描いています。
チェ39歳別れの手紙では、ゲバラがキューバを抜け出して、ボリビアのゲリラ戦争に加わって、その後死ぬまでを描いています。

なんというか・・・キューバで成功をおさめて要職にもついたのにそれをすべて捨てて、再び、ボリビアのゲリラ戦の第一線に突撃していく彼の行動には頭が下がる思いです。

映画の感想としましては、28歳の手紙のほうはストーリー説明もしっかりしており、ゲバラを知らなくても楽しめるのではないかと思います。
でも、39歳の手紙の方はある程度、背景を予習していないと、「は?」ということになってウチの嫁さんみたいに眠りに落ちてしまいますので要注意です

とりとめのないお話になりましたが、「こういう人もいたんだ〜」という意味でもチェ・ゲバラは興味深い人間だと思います。
演説集なども文庫化されてますので、知れば知るほど奥が深い人間だと思います。

彼の「革命」とまでは言えませんが、私も日本の教育が抱えている問題に対して、何かしら行動を起こして変えていくことが必要だと感じているので、少しはチェゲバラの行動や信条を勉強して参考にしたいと思った次第です



まずはヒゲでもはやそうかな・・・(笑)

 



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